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インタビュー 第8回

外為 >>ALL外為比較サイト運営者  /  ZERO >>FXデイトレーダーZERO さん

外為 :
もう少し、トレード法についてお聞きさせていただきます。
相場の動きや通貨ペアにもよると思いますが、現在1日何回くらい取引されていますか?
ZERO :
1日何回というよりも、ホントにチャンスが来たら取引してますね。
外為 :
1回の注文で500ロットとかバンバン入れるほうですか?
ZERO :
いえ、今はもうメチャメチャ少ないですよ。大体30ロット3ショットで合計90ロットと、スワップの時代に比べたら結構少ないですね。 あと今年は、もうレンジ相場に入ってトレンドが無い感じなので・・・トレンドが出てくればもっと取引しますけどね。
最近やっと動いてきてますけど来年が勝負だと考えています。私の取引手法も大分精度が上がってきたので、その意味でも来年が勝負だと考えてるのですが、どれぐらいのロットで勝負していくかは難しいところです。 ロットが大きいと一般的にもやっぱり慣れてないと利確が早くなってしまいますよね。逆にロット数が少ない時と同じスタンスで取引が出来ないので、ロットを多くしたことによって損切りは逆に出来なくなりますよね。
500ロットなら10pipsで50万円のドローダウンですからなかなか切れないですよ。 トレードスタンスが固まってしっかり出来るようにならないと、ロットの大きさに振り回されちゃうのでメンタルと資金管理は難しい所ですね。
外為 :
なるほどです。トレードする際に何かイメージでされていることはありますか?
ZERO :
ええと、考えてるのは、結局ストップロスが置いてある場所があるんですよ。チャート上の形で見て、例えば久々の安値とかまでいくとストップ誘発するんですよ。中長期はもちろん、結構目先の短期的なところでもそのメカニズムがあるように思います。 「ここまで下がったらここで止めよう」っていう、そのストップロスが集まってくる場所っていうのがあるんですよね。そしてそこを超えたら一気にトレンドを形成して行くわけですから、そこで順張りをするんですよ。 みんなが動く所で一緒に動く、群れを成すというか魚の群れのように。それについていくだけということをやることが一番手堅いですね。 むしろそれ以外に安定的に勝つ方法って実は無いですよ。他人の手法について絶対否定しないようにしているのでブログ上では、「こんなことじゃ勝てない」とか絶対言わないですけど。 でもみんなが動く所で一緒に動くって一番王道で、プロの為替ディーラーもみんなやっている手法であって、これ以外の方法でコンスタントに勝っている人って見たことないです。
外為 :
なるほど。そういった視点でのシステムトレードについてはどうですか?
ZERO :
システムトレードとかも半年、1年ぐらいなら勝つシステムはたくさんあるんですよ。シストレのパターンが100個も200個もあればまあどれかは勝ちます。でも、ずーっと勝ち続けるプログラムって無いんですよね。
突き詰めると、機械がいつ買ってるかも分からないじゃないですか。以前シストレの得意な人と話したんですが、そんな「俺はシステムトレードでプロだ!」って有名な人でも、当時6個のシステム使って、調子のいいのをメインで使ってるんだっていうんですよ。
「ただ1個のシステムでは絶対勝ち続けられない」って第一人者も言ってるわけですよ。 都度調子のいいシステムを中心にポートフォリオみたいに組んで走らせるんだと。 それで、これからどれが調子がいいのかな?っていうのは、結局その人が決めてるわけです。 ですので、これは一種の裁量トレードですよね。どれが調子いいかを、今後はどれが調子が良さそうなのかという採用すべきシステムをも機械が取捨選択しない限りはシステムトレードじゃないですよ。要は「上手くいくシストレを自分の裁量で選んで運用してる」と言う事で、これは裁量トレードなんですよ。
結局システムトレードって言ったって、何百万って凄いドローダウンした時に、もうロスカットで止めるのか?入金してでも続行するのか??を決めるのは自分ですし、トレード資金も自分のものですし、人間の意志ですね。
完全に常に正しいシステムが、システムで稼いだお金を、システムのために運用するみたいな事をロボットがやらない限りは絶対、人が関係しますから、システムトレードっていうのは永遠にそのレベルを抜け切れないんですよ。
ただ、トレードサインっていうのは凄い抽出システムがあるみたいで、人間の裁量で凄く有効に使っている人がいるみたいなんですよ。機関投資家でもサイン中心みたいな運用もあり、それは間違ってないですよね。
我々はそのチャートなどを読んでエントリーしてるのであって、ここだってチャートポイントを機械的に出してるプログラムもあって参考にしているっていうだけなので、これはシステムトレードじゃないですけど。
そういうのは大分広まってきたしかなり実績出てるみたいですよね。要は裁量トレードの一環を機械化したってことです。 もちろん一般に売られているとか「シストレマニュアル」とかは論外ですが。
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外為 :
なるほどです。イメージのお話しでもっと聞かせてください。
ZERO :
値動きに加え、その波が大きいか小さいかを予想しますね。あまり大きな利益は取らない方ですけど、負けも小さいです。
トレンドの波が強い時は大きく狙って、弱いならすぐに利確する。結局トレードって逆張りになることはないんですよ。逆張りにならないように張ってるのは、要は上がるか下がるかを予想するトレードって絶対負けるんですよ。
例えばみんな円安になるか円高になるか予想しますね。株だったら上がるか下がるかですよね。その感覚で円高か円安かを予想して、買いか売りかを決めたり、いろんなファンダメンダルな考えでドル/円を売買しています。
こういったことは誰でもやるんですけど、これやると絶対当らないです。これに関しては歴史的にも当たらないって結果が出てるんですよ。何百年何十年って相場の歴史の中で、エコノミスト達が散々予想しても誰も当てられてないんですよ。
たまたま当った人が表に出てくるだけで、これで生涯でお金持ちになりましたって人いないんです。ということはそのファンダメンタルズ予想みたいなものは当たらないって結果になる訳です。
じゃあ勝ってる人ってどんな感じの人なんだっていうと、全部テクニカルなんですよね。
私の場合上がるか下がるか基本的には予想してません
ブログやってる以上は情報を出してますが、こういう材料があるよとは言っていますが、上がるか下がるかは予想してないんですよ。どっちでもついていくので、予想してるのは値幅なんですよね。これは大トレンドになりそうだとか、別に何でもない値幅だろうとか、いや割と大きく動きそうとか、そのトレンドの値幅を一年中予想してるんです。
だから、上がるか下がるかを一般トレーダーは予想していると思いますが、じゃあロングかショートかどうやって決めるのっ??て話になりますよね。私はとりあえず順張りなんで、どっちでもいいんです。トレンドが大きいなら下がっているところで売りで入る。トレンドが大きければ途中で入っても勝てるわけです。
結局順張りで値幅を予想すると、一年中やってるので、ここは大きく動きそうな所とか、ニューヨークの時間のこの所で今日こういうイベントがあって、こうなれば大きく動きそうだとか、バックボーンからファンダメンタルズ分析とかで大きく動くだろうかとか予想してるんですよ。それはチャートとかを分析してるだけで、 上がるか下がるかは予想してないんですよ。
どっちへ行くかって予想すると絶対負けるんで、それは誰にも当てられないはずと思ってます。もうずっと我々の先人達が予想して外してきたわけですから。 もちろん何十年も一生懸命に勉強して、外国為替の動くメカニズムを勉強して、「多分円安だ」ってはじき出せば長期的には当るかもしれないですけど、それはデイトレードで役に立たないですから。
話しは変わりますが私、湘南育ちで湘南に10年住んでました。神奈川県民なんで海を見てるとサーファーがいっぱいいるじゃないですか。 友達とかも「大きい波来そうじゃん、仕事どころじゃないね」とか言って(笑)
僕レベルで見ると、これから来る波の大きさなんて全然わかりません。いつもの海じゃんって思うんですけど、全然違うらしいですよ。「これは大波が来そうだ」とか、「今日のはいい波多いね」とか、「今日は全然だ、今日のは静かだ」とか言うんですけど、私には同じに見えるんですよ。だけど彼らサーファーには違って見えてるみたいなんですよね。
つまり、私はマーケットのバックボーンを一年中見てると、完全ではないですが、今何が起きてるのかとかが見えてきます。そうすると、こういう時には大きく動くっていう感覚があるんですよ。ホントに大波が来そうだっていうのが分かるんです。そういうときに順張りさえすれば大きく動くわけだから絶対勝ちますよね。大きく下がっているときにショートにしても決して負けはしません。
外為 :
逆張りはやっぱり危ないですね・・・。
ZERO :
逆張りの場合、ポジション建てた後に必ずドローダウンするので、含み損が出たときに損切りして良いかどうかの判断って実は出来ないんですよ。含み損を抱えた時に、一体何を判断基準にして、どこでロスカットすれば良いのか分からない。
でも順張りの場合はブレイクアウトで狙っていくと、ここは絶対逆にいったら切ろうっていうポイントがある。機関投資家の間でもあるんですよ。 もちろんレンジトレードをする時には、今回だったらレンジ下限近くなったらロングにして割れたら切ろうっていうのはあるんですけど、普通に逆張りでいっちゃうとロスカットする基準がないですね。
怖いのは、「これだけ下落したんだから、もうそろそろきっと戻るだろう」みたいな逆張りでも、実は戻ってくることが多いのが為替なんですよね。私、集計したことがあるのですが、例えば暴落相場途中で買いポジションで入って、大含み食らって、じゃあどれぐらい助かったのって調べると、実は助かってるほうが多いんです。
でもそこがトレードの落とし穴で、「なんだ、損を持ち続けてれば最後は勝てたじゃん!!」という考えを一生克服出来ないですね
1回ズドンと逆に行ったものに対して、切らずに持ってれば結局勝てたってことが続いたばかりに、最後の最後には戻らず全財産持っていかれてしまう
我々専業トレーダーの場合ワントレードで持っていかれるのって1%とか2%とか、まぁ1000回負けてもまだ生き残ってるみたいな感じの中でやってるので、大負けは絶対しないので、そこはやっぱり違いますよね。
外為 :
自己規律が無いと、トレード資金が無くなったら終わりですからね。
ZERO :
毎月給与が入ってこないところが専業の怖いところです。要は「全部やられちゃったからボーナスまで待とう!」とか「次の給料日後には絶対取りかえしてやろう!」っていうのが無い。1回大きくやられたら終了みたいな。。。
だから「頼むから今回だけでいいので戻ってくれー!」とか神に祈る事はしないで絶対にリスク管理を徹底します。無くなったら終わりなので、どんなに痛い思いをしても切りますね。まぁ専業はメンタルな部分が圧倒的に強いですから淡々と切りますけどね。
取材日時 2009年7月
次回 >>> 最終回!FXを総括する。


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