FXでハイリターンに挑戦!?
●FXって何?
ここ数年で、個人投資の間に広く浸透した感のある「FX」。FXは「foreign exchange」の略で、外国為替の略です。ただし、個人投資家の間でFXという場合は、「外国為替証拠金取引」を指すのが一般的です。「外国為替証拠金取引」は、98年4月の外為法改正で、外国為替取引が自由化されたことで登場した投資法です。
では、FXとはどのような投資法なのでしょうか。
基本は、外貨を売買して為替差益を狙っていくものです。外貨預金などと違うのは、預けた「証拠金」の1〜400倍の範囲で運用する金額を選択できる点です。これを「レバレッジ効果(てこの原理)」といいますが、元手資金の数倍の資金を動かせるので、差益が出れば大きくなります(しかも、為替の取引手数料は外貨預金に比べて低めになっています)。
反対に、差損が出た場合の金額も大きくなるという、文字どおりのハイリスク・ハイリターン商品。相場見通しに応じて、「売り」「買い」のどちらからでも取引を開始できる点も、大きな特徴です。
ただし、最初に預け入れた証拠金を超えてマイナスが出ると、追加証拠金(追証)を収めることになるという点も、外貨預金などとは異なります。ですので、元本以上のマイナスが発生するリスクがあることを念頭において、余裕資金の一部で始めることが肝心です。 レバレッジはどれくらい効かせるかを選べるようになっています。当然ですが、倍率を高めると儲けは大きくなりますが、リスクも高くなります。大ヤケドしないよう、特にビギナーは2倍、3倍程度に抑えて始めるといいでしょう。
また、当初の証拠金を割込むリスクを回避するには、損切り(ロスカット)のポイントを決めておく事が大事です。取扱会社によっては、あらかじめ決めたラインで自動的に損切りできるものもあります。たとえば、損失ラインを2割と設定しておけば、10万円の証拠金に対し、2万円の損失を超えたら自動的に取引が終了します。ロスカットの設定をすることで自分が設定した許容範囲以上の損失を防ぐことができます。 FX取引は海外市場が開いている限り、24時間いつでも取引できます。為替相場は世界中の外国為替取引市場で休みなく変動しているので、短期売買で利益を確定させていくのが賢い投資法と言えます。
FXを扱っているのは証券会社や商社、先物取引会社などあり最近では銀行も参入しています。FXを始めるのであれば、信用できる業者を選ぶことが重要です。
最後に、プロでも読めないと言われる外国為替投資。繰り返しになりますが、なくなってもいいと思える余裕資金の一部で始めることが大事ですね。無理な投資は禁物ですよ!
ファイナンシャルプランナー 豊田 眞弓
2007年5月11日
豊田 眞弓(とよだ・まゆみ)
ファイナンシャル・プランナー、シニアリスクコンサルタント。マネーカウンセリングネットWealth共同主宰。
20代前半より経営誌や経済誌、女性誌と広く手がけるライターとして個人事業を展開。1995年より独立系FPとして、雑誌やムック、新聞、サイトへの寄稿・監修、相談業務、講師などで活躍。「今日からの お金持ちレシピ」(明日香出版)をはじめ共著本など多数。





