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専門誌「FX攻略.com」への寄稿コラム


資金管理について

(社)投資信託協会のサイトでは「卵は一つのカゴに盛るな」と「投資先や投資時期の分散」を説いてます。 これに加えて、外国為替証拠金取引(以下fx)のようにレバレッジを掛けられる商品への投資は、さらに踏み込んだ資産管理(マネーマネジメント)の思考が必要です。

1.信用取引(証拠金取引)の魅力について

一般的な金融商品、例えば株式現物や投資信託、また外貨預金等は口座資金の範囲内で買付が可能です。普通の商取引行為であり、言い換えれば「メロンが食べたいので1,000円のメロンを1,000円払って買う」のと同じです。1,000円が必要です。

対してfxでレバレッジ25倍を例にすれば「1,000円のメロンを40円の信用金(証拠金)で買う」ことが出来ます(40円×25倍=1,000円)

なぜ40円の証拠金で買えるかというとそれは投資家が信用されているから。逆に言えば、何かあったら差額の960円は投資家が別口座から補填する決まりだからです。

さて、食べたい人が今後マーケットに殺到すると読んで、1,000円で25個買って5%値上がりの1,050円で売り抜ければ利鞘は50円×25個=1,250円。 元手の1,000円を加え計2,250円の口座残高となります。1,000円の資金を使って倍以上になりました。 世界各国が低金利で、国内メガバンクの定期預金金利も年0.025%のご時世に、メロンの値段がたった5%しか値上がりしなくても、一瞬で口座資金は倍以上になります。

10%値上がりなら?20%なら?凄いですよね!!

これが証拠金取引の魅力です。反面、油断すると引きずり込まれる魔力でもあります。

2.信用取引(証拠金取引)の魔力について

5%の値上がりで口座資金は倍以上になりました。では5%値下がりではどうでしょう?

1,000円の-5%は950円、損失は-50円です。40円の証拠金でメロン1個買ってるので1個返す度に-10円をメロンと一緒に返さなくてはなりません。25個なら-250円が必要です。 つまり口座内の1,000円では足りず、250円補填(追証)し合計で-1,250円の損失となります。たった5%の値下がりで一瞬で口座が破綻するのです。

3.現実のお取引に置き換えると

例えば100円でドル/円のロングポジション、5%の値上がり(105円)でエグジットすると5万円の利益です。必要証拠金は100/25=4万円。証拠金に対し倍以上の5万円の利益となります。 逆に5%の値下がりで95円になると5万円の損失となり、1万円を追証として入金する必要があります。

*現実にはこのように口座内資金で賄えずの追証請求をfx会社は避けます。投資家をを守らないといけませんし、口座が空になった投資家にさらに1万円の回収作業は困難です。

ですので、上記例示の95円になるまでに警告を発し(マージンコール)、それでも危ない場合は強制的に手仕舞いして追証が発生しないように動きます。(強制ロスカット) 強制ロスカット基準は、各社の取引約款や契約締結前交付書面をご精読下さい。

ご参考としては証拠金維持率で50%未満設定のfx会社が多く、その場合上記例では 「証拠金4万円を50%下回る損失である2万円以上に達した時点=ドル/円で98円を超える円高」で強制ロスカットとなります。

4.想像以上に資金管理は難しい

いかがでしょうか?上下5%程度の変動で、口座は倍になったり破綻したりと激しく、高いレバレッジでのお取引はリスクリターンともに高いこと、特に損失方向に進んだ場合は5%を待たず早い段階でロスカットされることがお分かり頂けたと思います。

○○ショックなど大きな事件が起こらなくても、市場は数日で5%ほどの値動きは通常の範囲です。また低レバレッジだからといって放置しておくと、時間の経過とともに利益も損失も両サイドに値幅が大きくなります。 損失の方にトレンドが進むと、最初は低レバレッジと我慢出来ていても、数年単位ではマイナスの値幅が当初の想定以上に拡大して取り返せないレベルになってしまいます。

(類似レバレッジ商品の「株式信用取引」は6ヶ月(制度信用取引)、「日経平均先物」も最長限月で約6ヶ月 が返済期限)

この返済期日が無いことは含み損の資産管理に対する自身への甘えにもつながります。 自身で返済期限を順守することが、fxの資産管理を難しくさせている最大のポイントかもしれません。

ですので、特に初心者の間は、
・常に裏方に潤沢な資金を準備し、臆病なくらいの低レバレッジでお取引
・夜中でも動いているfx市場では保有ポジションには常に逆指値注文を入れる
(強制ロスカットでなく自身が事前に決めたラインで損切り出来る実行力は、初心者が体得すべき重要なスキルです)
・市場から不本意に退場させられることだけは絶対避けるべく、毎日残高を値洗い を資産管理の基準に置かれることをお勧めします。

「数日で数百万儲けた!」など派手な文言に惑わされず、長く堅実な資産運用を目指しましょう。それでは!

2015年9月21日 誌面掲載分


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「FX攻略.com」への寄稿コラム

本寄稿コラムは、株式会社Waplusが発行する月刊誌「FX攻略.com」へSBIホールディングスが運営するFX情報比較サイト「ALL外為比較」が独断と偏見に満ちた、しかし他では読めないコアなFX情報・独自の視点での寄稿文を、掲載しているものです。

※ 原則、月間誌への寄稿文をそのまま掲載しておりますが、小幅な加筆修正を経ることもございます。
※ 最新版を読まれたい方は毎月21日前後に発売される「FX攻略.com」をご覧下さい。

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