FX・為替比較はALL外為比較

  • FX会社を探す
  • FXの基礎知識
  • Q&A
  • 外国為替マーケット予想

ALL外為比較 > 専門誌「FX攻略.com」への寄稿コラム > 10月7日(金曜)英ポンド大暴落から学ぶこと

専門誌「FX攻略.com」への寄稿コラム


10月7日(金曜)英ポンド大暴落から学ぶこと

皆さん、こんにちは。だんだんと年末が近づいてきましたね。少し早いですが外国為替市場を振り返ると、2016年は凄まじい為替変動があったと思います。米ドル円は1月に121円台の最高値を記録してから、わずか半年後の6月、続いて8月と99円台へ2度も突入しました。米ドル円以外でも今年は英ポンドを絡む通貨ペアにおいて大幅変動があったと思います。
以下、10月7日(金曜)早朝を例として取り上げましたが、金融市場混乱時には選択するFX会社によって大きくレートに違いがでていました。最悪はロスカットアラート・ロスカット執行が同時発動なども現実としてあったため、参考としてご一読いただけたらと思います。

金融市場混乱は突如襲ってくる 10月7日(金曜)、朝8時すぎ 英ポンドの大暴落!!

日本時間10月7日(金曜)朝8時すぎに突如英ポンドの大暴落が起こりました。英ポンドと言えば「殺人通貨」の異名を持つハイリスクハイリターン通貨。英ポンドは英国民投票以来の値動きと言ってもおかしくない、わずか数分間の大暴落。一般ブログを見ていると、「あまりのレートの変動にシステム壊れてると思った」と、スマホを再起動という方もいたようです。リアルな為替レートだったのですが。


外貨ex ポンド米ドル1dayチャート


外貨ex ポンド円1dayチャート

純資産がマイナスの方もいる…

Yahoo!ファイナンスが提供する「ファイナンススタジアム ※1」というコンテンツが存在します。これはワイジェイFX(外貨ex)の顧客で情報開示を承諾した投資家のリアルトレードをニックネームで公開し、「総資産・収益額・収益率」でランキングするサービスです。このサイトから優秀なトレーダーを発見し、そのテクニックや保有ポジション、エントリータイミングなどからコツを学ぶことも可能です。
ポンド暴落の翌週のファイナンススタジアムを見た限り、大きな損失を被った人も多かったようです。またいつもランクインの方がいない。おそらく大きな含み損を抱え閉じた、またはロスカット(強制決済)を強いられて退場させられて解除したのではないかと推測しました。
※1 ファイナンススタジアム http://info.finance.yahoo.co.jp/stadium/

レート配信は止まり異常な乖離を見せた…

英ポンドを中心にとても神経質な同朝、偶然にも外国為替が気になっていたこともあり、8時9分にレート配信が止まった瞬間を目撃しました。レート配信が停止しているということは、約定はできません。為替レート配信が元通りになった時間帯は各社により異なりますが、数分間止まっている会社もあったと思います。今回は配信再開後にとんでもない為替レートで約定してしまうことがあったと思われます。報道を見る限りでは、この時間帯はインターバンク市場の為替レート配信もいくらか止まっていたようです。FX各社はインターバンク市場のレートを元に顧客にレートを提示します。自社のカバー先がレート配信を停止した場合、我々FX投資家に為替レートを提示しようがないのです。心配してスマホを片手にレート配信が始まるのを待ていると、復旧と同時に「なんだこれは!」と思うほど、チャートは大きな窓を開けて出現してしまいました。

実際の配信レートをチェック

10月7日(金曜)の最安値を見ると、OTC(相対取引)取引であるため当然各社のレート提示は異なります。私の方で各社の英ポンド米ドル最安値を一部まとめてみました。
自分が英ポンド米ドル、英ポンド円をポジション保有したままオーバーナイトしたことを想像してみてください。あくまで一部抜粋で当日限定が前提となりますが、会社間で824.1pipsも乖離が発生しているのです。英ポンド円では10円を超える暴落をした会社もあり、為替レートが復旧された頃にはロスカットアラート、ロスカット通知が同時にされる場面もあったと思います。


10月7日(金曜)英ポンド米ドル最安値レート

英ポンド大暴落から学ぶこと

稀に見る大暴落でしたが、2016年に入りポンド絡みでは大きく2回。今後もイギリスがいつEUの離脱条項(リスボン条約第50条)を行使するかが焦点のカギとなりそうです。再度殺人通貨の本領発揮が近いかもしれません。いつ強襲してくるのかわからない。それが外国為替市場だということも今回感じさせられました。
具体的な数字のイメージがよろしいかもしれません。仮に預り証拠金を200万円としましょう。ポンド円10,000通貨を証拠金50,000円とした場合、40枚買いポジションを保有したら証拠金200万円。少し円高が進行しロスカットアラートが発動。その後に金融市場混乱が突如として強襲し、A会社は5円、B会社は10円の円高へ突入した場合、A会社では残金0円、B会社では赤字200万円つまり追証が請求されることとなります。極端な事例となりますが、相対取引では現実としてこのようなことが起こりえますので今回の教訓からFX会社を見つめなおすことも重要だと思います。
未然に最悪の事態を防ぐ手段はいくつかあると思います。今回は大暴落からの見直しですが、他にはシステムトラブルなどにより他社を使ってリスクヘッジをするなど防止策もあります。これを機にいつもと違う視点から、あなたにとってベストなFX会社を比較検討されてみてはいかがでしょうか。

2016年11月21日 誌面掲載分


FX会社 最新ランキングはこちら!!

主に使っているFX会社は?FX会社ランキング最新版、公開中!

「FX攻略.com」への寄稿コラム

本寄稿コラムは、株式会社Waplusが発行する月刊誌「FX攻略.com」へSBIホールディングスが運営するFX情報比較サイト「ALL外為比較」が独断と偏見に満ちた、しかし他では読めないコアなFX情報・独自の視点での寄稿文を、掲載しているものです。

※ 原則、月間誌への寄稿文をそのまま掲載しておりますが、小幅な加筆修正を経ることもございます。
※ 最新版を読まれたい方は毎月21日前後に発売される「FX攻略.com」をご覧下さい。

コラム一覧へ戻る

当社は「ALL外為比較」に掲載される情報(以下「掲載情報」といいます。)の完全性および正確性を保証いたしません。

また掲載情報は、将来における結果を示唆するものではありません。

したがいまして、お客様において掲載情報に基づいて行動を起こされた場合でも、当社はその行動結果について何らの責任も負担いたしません。

掲載情報に基づく行動は、お客様の責任と判断によりお願いいたします。掲載情報は、金融商品の売買等の勧誘を意図したり、推奨するものではありません。

お客様において掲載情報に含まれる金融商品の売買等の申込等をご希望される場合には、その掲載情報に記載の金融機関までお客様ご自身でお問い合わせください。

当社はお問い合わせに関し対応いたしかねます。

掲載情報のうち「専門誌「FX攻略.com」への寄稿コラム」等に関しましては、著作権法等の法律により保護されており、

個人の方の私的使用目的以外での使用や権利者に無断での他人への譲渡、販売コピーは認められていません。