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外為マーケットコラム

28日の4-6月期の米GDP速報値に注目

 米株式市場が戻り歩調となり、ダウ平均株価は約2週間ぶりの高値圏で推移し、ドル資産に安定感が出てきた。28日に米商務省から4−6月期の米国内総生産(GDP)速報値が発表される。ブルームバーグ社の事前予想は年率換算で前期比+3.0%で、1―3月期の同+5.6%から鈍化する見通し。米景気のスローダウンが確認されれば、米金利引き上げに対し、打ち止め感はさらに強まろう。8月4日に発表される7月の米雇用統計の内容と合わせてであるが、景気鈍化のサインが確認されれば、8月8日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では利上げが見送られるとみられる。

【CMEで投機家の円売りが大幅増】
 19日に米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長が景気減速やコアインフレの低下見通しに言及したことで利上げ観測が後退した後もドルは対円、対ユーロでもしっかりと推移している。米商品先物取引委員会(CFTC)が発表した建玉明細によると、大口投機家はシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)で円売り枚数を11日現在の48,343枚から18日現在では96,773枚まで大幅に増やした。ドル・円は1ドル=117円台後半が抵抗線だ。抵抗線を突破すれば、投機家の円売りが加速し、今年4月以来の118円台を試しそうだ。一方、ユーロは投機家の買いが減少。ユーロ・ドルは100日移動平均線が通る1ユーロ=1.2490ドル水準が支持線とみるが、この水準を割り込むと、投機家がユーロの途転売りに動き、ドル全面高となる可能性がある。

(オーバルネクスト/森 成俊)

2006年7月27日

株式会社オーバルネクスト 森 成俊

担当
為替、先物市場
信条
為替証拠金取引の拡大により、為替取引はより身近になりました。ドル・円、ユーロ・ドル中心に為替を取り巻く環境、テクニカル分析を交え、為替取引の一段拡大を目指し、わかりやすい解説を心掛けています。
経歴
91年ゼネックス(現オーバルネクスト)入社、97−99年までNY現地法人勤務。03年よりオーバルネクスト調査情報グループリーダー。ラジオNikkeiファイナンシャルBox火曜日の為替、商品市況のコメンテーターも務める。

株式会社オーバルネクスト

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