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外為マーケットコラム

ユーロ・円の史上最高値更新で、ユーロ・ドル・円の人気の順に変わりなし

 年末年始の為替市場は、ドルが堅調に推移するなか、円の弱さが目立った。ユーロ・円は一時1ユーロ=158円台に上昇し、史上最高値更新の流れに歯止めがかからない。ドル・円は1ドル=119円台半ばまで上昇し、120円の節目が視野に入ってきている。為替市場での人気はユーロ、ドル、円の順に変化がないまま、07年の取引が始まった。円サイドからは、今月17、18日に開催される日銀金融政策会合で再利上げが決定されるかどうかが注目要因だ。仮に再利上げが実施となっても他通貨と比べると低金利に変わりはなく、円買いは一時的に終わる可能性が高いとみる。市場の最大の関心事は米景気の動向だ。米景気のさらなる減速を示す経済指標の発表が相次げば、ドル高・円安の流れが変わるが、目先は5日発表の昨年12月の米雇用統計待ちか。

【119.88円突破なら121.23円が次の高値のメドに】
 12月の米雇用統計は、事前予想では失業率が前日比変わらずの4.5%、非農業部門の就業者数は前日比11万人増加で、11月の前月比13万2,000人増加から鈍化する見通し。11月より鈍化するとはいえ、住宅市場の冷え込みの環境下、10万人以上の増加を維持している間は、労働市場は拡大していると評価されるとの声が多い。安定した労働市場の成長が続くならば、インフレなき米経済の成長が続いているとしてドル買い材料になりそうだ。

 シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)で、大口投機家の円の売り越し幅は12月19日現在の9万2,519枚から同月26日には10万4,914枚まで増加した。翌27日から今月3日までドル・円は緩やかに上昇しており、投機家の円売り越しはさらに増えているもよう。

 昨年10月に二ューヨーク市場でつけた119.88円が抵抗線だが、119.88円を突破すると、次の高値のメドは05年12月につけた高値121.23円になる。

(オーバルネクスト/森 成俊)

2007年1月4日

株式会社オーバルネクスト 森 成俊

担当
為替、先物市場
信条
為替証拠金取引の拡大により、為替取引はより身近になりました。ドル・円、ユーロ・ドル中心に為替を取り巻く環境、テクニカル分析を交え、為替取引の一段拡大を目指し、わかりやすい解説を心掛けています。
経歴
91年ゼネックス(現オーバルネクスト)入社、97−99年までNY現地法人勤務。03年よりオーバルネクスト調査情報グループリーダー。ラジオNikkeiファイナンシャルBox火曜日の為替、商品市況のコメンテーターも務める。

株式会社オーバルネクスト

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