FX・為替比較はALL外為比較

  • FX会社を探す
  • FXの基礎知識
  • Q&A
  • 外国為替マーケット予想

ALL外為比較 > 外為マーケットコラム > 120円割れで越週なら118円水準まで円高の可能性

外為マーケットコラム

120円割れで越週なら118円水準まで円高の可能性

 今月9、10日にドイツで開催された7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)で円安是正の要求は出されなかった。そのため、12日に円安が進み、ドル・円は一時1ドル=122円台に上昇した。ユーロ・円は一時1ユーロ=159円台に上昇し、史上最高値を更新した。しかし円安は長続きせず、14日にはバーナンキFRB議長が議会証言で「インフレ圧力が消え始めている兆候がいくつか見られる」と述べたことから米国の利上げ期待が後退し、ドル・円は120円台半ばまで下落し、G7前の安値に接近した。15日の東京時間には120円の節目を下抜いた。20、21日に日銀金融政策決定会合を控えており、円の買い戻しが進み119円台前半まで下落するだろう。120円を割り込んだ状態で越週ならば年初の安値水準である118円水準近くまでドル安・円高が進む可能性がある。

【強気の国内経済指標の発表続き円が買われやすい環境に】
 国内経済指標は好景気を示す数字の発表が続いている。昨年12月の鉱工業生産指数が前月比+0.7%の109.5ポイントになり、3カ月連続で過去最高を更新した。また15日に発表された昨年10−12月期の国内総生産(GDP)成長率速報値は、前期比+1.2%、年率では+4.8%となり、事前予想の前期比+0.9%、年率+3.8%を上回った。

 06年10−12月期のGDPが高い伸びを示し、日銀金融政策決定会合で再利上げが行われる可能性が高くなった。米景気がインフレなき成長を遂げ、利上げ見通しが後退すれば、日米金利は縮小との見方から円が買われやすくなる。また季節的にみて、2月から3月の年度末にかけては、国内機関投資家からのレパトリエーション(決算期を前に海外資産を円資産に戻すこと)で円買いが進みやすい時期だ。

 シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)での大口投機家は、G7前に円を買い戻したが、6日現在、大口投機家は円を12万8,526枚売り越しており、円の売り越し状態に変わりはない。日本の06年10−12月期のGDPの数字に対し、海外投機家がどのような反応を示すかに注目したい。

(オーバルネクスト/森 成俊)

2007年2月15日

株式会社オーバルネクスト 森 成俊

担当
為替、先物市場
信条
為替証拠金取引の拡大により、為替取引はより身近になりました。ドル・円、ユーロ・ドル中心に為替を取り巻く環境、テクニカル分析を交え、為替取引の一段拡大を目指し、わかりやすい解説を心掛けています。
経歴
91年ゼネックス(現オーバルネクスト)入社、97−99年までNY現地法人勤務。03年よりオーバルネクスト調査情報グループリーダー。ラジオNikkeiファイナンシャルBox火曜日の為替、商品市況のコメンテーターも務める。

株式会社オーバルネクスト

 オーバルネクストは、国内外の先物取引や為替情報に関する各種のニュースやデータを配信、またこれらの情報に伴うシステム開発を行っております。スピードと正確性に富むニュースやデータの配信に加え、オーバルネクスト独自の情報分析を含む各種コンテンツを一般投資家や各種ブローカーの皆様へ幅広く提供しています。
詳しくはこちらをご覧ください

コラム一覧へ戻る

当社は「ALL外為比較」に掲載される情報(以下「掲載情報」といいます。)の完全性および正確性を保証いたしません。

また掲載情報は、将来における結果を示唆するものではありません。

したがいまして、お客様において掲載情報に基づいて行動を起こされた場合でも、当社はその行動結果について何らの責任も負担いたしません。

掲載情報に基づく行動は、お客様の責任と判断によりお願いいたします。掲載情報は、金融商品の売買等の勧誘を意図したり、推奨するものではありません。

お客様において掲載情報に含まれる金融商品の売買等の申込等をご希望される場合には、その掲載情報に記載の金融機関までお客様ご自身でお問い合わせください。

当社はお問い合わせに関し対応いたしかねます。

掲載情報のうち「外為マーケットコラム」等に関しましては、著作権法等の法律により保護されており、

個人の方の私的使用目的以外での使用や権利者に無断での他人への譲渡、販売コピーは認められていません。