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外為マーケットコラム

地政学リスク

 「地政学リスク」とは、「特定の地域が抱える政治的・軍事的な緊張の高まりが経済の先行きを不透明にするリスク」とされています。最近では中東紛争やイランの核開発問題、北朝鮮のミサイル・核実験問題が日々ニュースでも取り上げられていますよね。世界中で地域紛争の勃発やテロへの懸念が高まっています。つい先日の28日朝にも、イランが米艦を攻撃したとの噂が流れ、原油が一時68ドル台まで急上昇しました。株価先物や、債券市場、為替市場も混乱し、ドル売りに繋がりました。しかし、結局ただの噂。米海軍やホワイトハウスが噂を否定すると、原油市場はすぐにもとの水準近くまで戻りました。仮にこのとき10枚原油を買っていたとするとニュースが流れてほんの10分足らずの間に約5万ドルも利益が出たことになります。逆も然りですけど・・

【経済のグローバル化に潜む危険】
 現在はインターネットで世界中の情報を即座に簡単に得ることが出来る時代です。経済はグローバル化し、ある一部の市場で起こった混乱が瞬時に世界中の金融市場に波及してしまうようになりました。その中で私たちは常にリスクと向き合っているのです。実際に取引をしていない人にとっても原油や商品市場の高騰は、原材料価格の上昇を意味し、多くの商品価格の上昇をもたらします。結果的に、私たちの生活に直接影響を与える問題となってくるのです。

【リスク管理】
 このようなリスクに晒されている私たち個人投資家にとって重要なのは、やはりリスク管理でしょう。どの為替取引入門書にも書いてあることですが、ストップ・ロス(自分の思惑とは逆に行ったときの損切り注文)は必ず出すようにしましょう。これで損失が拡大するリスクは抑えられます。ストップに引っかかっても資金が残ればまた新たに挑戦することが出来るのです。また、ストップ・ロス・オーダーを残す時のコツとしては、117円で買いポジションを持っているとき、115.50円で損切りしようかなと思ったら、損切り水準を115.35円とか115.40円といった水準にするといいようです。切りのいい数字は付いた後に反転することが多いからです。また、通貨の分散もうまく行えばリスク軽減に効果的です。対円でのポジションの他に対ドルなど、相関関係の小さいポジションを持つことでリスクは減少します。

【実体経済の見極めが大切】
 地政学リスクについて述べてきましたが、実は、過去を振り返ってみると、地政学的リスクが高まるというニュースのみで株価などが大暴落するといったことは、あまりないようです。むしろ、リスクが高まった時ほど、投資家の多くは現在の経済の実態を見極めようとします。このことから、リスクに晒される中で動いた方向が実体経済から判断される方向であるともいえ、その後に発表される経済指標の結果に対しても素直に反応する傾向があるようです。

(オーバルネクスト/二見 朱里)

2007年3月29日

株式会社オーバルネクスト 二見 朱里

担当
農産物、為替
信条
日々国際金融情勢を反映しながら動く為替相場に興味を持ち、現在は、得意な数学的なアプローチを中心に、さまざまな角度から分析を試みています。このコラムでは毎週の為替相場を予想する上で重要なポイントを分かりやすくお伝えできるように努力したいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
経歴
東京大学大学院数理科学研究科卒業後、2007年オーバルネクスト入社、情報企画グループに在籍

株式会社オーバルネクスト

 オーバルネクストは、国内外の先物取引や為替情報に関する各種のニュースやデータを配信、またこれらの情報に伴うシステム開発を行っております。スピードと正確性に富むニュースやデータの配信に加え、オーバルネクスト独自の情報分析を含む各種コンテンツを一般投資家や各種ブローカーの皆様へ幅広く提供しています。
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