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外為マーケットコラム

ドル、ユーロとも買い玉維持(1)

商品・通貨 売買方針 利食い目標値 損切りポイント ブルベア指数
ドル・円 1ドル=120.70〜121.30円の買い玉維持 125.00 120.00 50→34
ユーロ・円 1ユーロ=162.70〜163.20円の買い玉維持 164.50 161.00 -
ユーロ・ドル 見送り - - -
豪ドル・円 98.50〜99.50円で新規買い 101.50 97.50 -

※注1)ブルベア指数は国内商品先物業者、約40社にアンケート調査を行い指数化したもの。50が弱気と強気の分岐点。50より数字が大きくなるほど強気感が増す、逆に数字が小さくなると弱気感が増していることを示す。
※注2)為替はユーロ・ドル以外は東京金融先物取引所での値段を採用
※注3)売買の最終的判断は、ご自身でご決定下さい。

【今週のポイント】
 ドル、ユーロとも対円で押し目を形成し、買いが成立。損切りポイントを遵守してドル、ユーロとも買い玉を維持。円キャリートレードの解消から円高となったが、円の反発は限定的とみる。米株式市場が高値圏で不安定な値動きだが、ドル、債券のミニトリプル安となる可能性があり、注意が必要だ。
 シカゴマーカンタイル取引所(CME)で大口投機家の円売り越しが6月5日現在、12万4,006枚あるが、121円前後で円売りのポジションが積み上がっており、120円台半ばに下落すると円の買い戻しが進むとみられる。

【ドルは対ユーロで2カ月ぶりの高値】
 6日に開かれた欧州中央銀行(ECB)理事会で政策金利が3.75%から4.00%に引き上げられた。しかし織り込み済みであったため、ユーロ買いは続かなかった。ただ年内追加利上げの観測が台頭している。一方、米金利は景気減速から金利は引き下げられるとの見方が多かったが、ここにきて原油価格上昇でインフレ懸念が強まったことで金利引き下げは見送られるとの見方が増えている。金利差拡大との見方が一服したところに4月の米貿易赤字が585億にとどまり、大方の事前予想の635億ドルを大幅に下回ったことでドルが買われ、対ユーロでは約2カ月ぶりの高値をつけた。高値圏で修正局面を迎えていたダウ平均株価が8日に急反発したことはドルにとって強材料だが、インフレ懸念が強まることになれば、不安定な動きが続きそうだ。

(オーバルネクスト/森 成俊)

【今週の注目通貨〜テク二カル編】


 ユーロ・ドルは8日、1.3390ドル(1日の安値)の支持線を割り込み、一時1.3318ドルと4月4日以来、約2カ月ぶりの安値をつけた。ローソク足は下ヒゲの目立つ形状となり、終値ベースでは1月12日の安値1.2864ドルから4月27日の高値1.3680ドルまでの上昇に対する38.2%押し水準で下げ止まった格好だが、5日と21日移動平均線の乖離幅が拡大し始めたところで、下値を出し尽くした感はない。また、14日間の相対力指数(RSI)は売られ過ぎを示唆する領域(30%以下)に達していない。1月12日の安値1.2864ドルからの上昇に対する半値押しの1.3272ドルが視野に入っている状況とみられる。

(オーバルネクスト/松村 周作)

2007年6月11日

株式会社オーバルネクスト 森 成俊

担当
商品先物市場、為替
信条
商品先物取引というと、一部の限られた人のみの市場、取引のしくみが難しいとのイメージがありますが、上場品目は株式ほど多くなく、調査・分析対象が絞りやすい面もあります。商品先物市場の底辺拡大を目指し、わかりやすい解説を心掛けています。
経歴
91年ゼネックス(現オーバルネクスト)入社、97−99年までNY現地法人勤務。03年よりオーバルネクスト調査情報グループリーダー。ラジオNikkeiファイナンシャルBox火曜日の商品市況のコメンテーターも務める。

株式会社オーバルネクスト 松村周作

1995年サンライズ貿易(現東京コムウェル)入社。主に、情報調査部門でテクニカルアナリストとして従事。2006年8月にオーバルネクストに移籍し、多数のテクニカル情報を提供中。現在、日本テクニカルアナリスト協会検定会員。

株式会社オーバルネクスト

 オーバルネクストは、国内外の先物取引や為替情報に関する各種のニュースやデータを配信、またこれらの情報に伴うシステム開発を行っております。スピードと正確性に富むニュースやデータの配信に加え、オーバルネクスト独自の情報分析を含む各種コンテンツを一般投資家や各種ブローカーの皆様へ幅広く提供しています。
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