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外為マーケットコラム

ドル、ユーロとも買い玉維持(2)

商品・通貨 売買方針 利食い目標値 損切りポイント ブルベア指数
ドル・円 121円水準、122円台半ば水準の買い玉とも維持 125.00 122.00 59→48
ユーロ・円 1ユーロ=164円台の買い玉維持 167円台 164.50円 -
ユーロ・ドル 見送り - - -
豪ドル・円 101円台で新規買い 104.00 99.00 -

※注1)ブルベア指数は国内商品先物業者、約40社にアンケート調査を行い指数化したもの。50が弱気と強気の分岐点。50より数字が大きくなるほど強気感が増す、逆に数字が小さくなると弱気感が増していることを示す。
※注2)売買の最終的判断は、ご自身でご決定下さい。

【今週のポイント】
 ドル・円は1ドル=122円台半ばまで修正安となったが、122円台半ば水準は長続きせず、123円台前半に反発。122円半ばで買い増した分も含め、125円を利食い目標に維持。一方、ユーロ・円は1ユーロ=164円台前半〜半ばで買いが成立。167円台を利食い目標とし、買い値を手じまい水準にする。
 ドル・円は円の買い戻しに主導され調整局面を迎えたが、6月上旬まで抵抗線となっていた122円台前半が支持線となった。円の買い戻しがドル・円の下げを主導した。原油高、金利先高感から一時米株式市場が不安定な動きとなったが、ドルは対ユーロ、対円とも下値は堅かった。6月27、28日に行なわれた米連邦公開市場委員会(FOMC)では事前予想通り、政策金利は据え置きとなった。バーナンキ議長はFOMC後に「米経済成長は緩やかな拡大ペースが続くとみられる。インフレはここ数カ月で緩やかに改善したが、まだ納得の行く程度でない」との見解を示した。原油価格が二ューヨーク市場で70ドル台に乗り、インフレ懸念が根強く米金利引き上げの可能性が残る現状でドルは売りにくい。
 今後の米景気の不安要因としては、原油高による企業業績の悪化、個人消費の鈍化懸念に加え、サブプライムローンの焦げ付きの増加による、住宅市場の回復の遅れが挙げられる。この不安要因が米景気に深刻な悪影響を与えているかの判断材料としては経済統計以外に米株式市場の動向だ。ダウ平均株価が6月の安値水準の13,200ドルを割り込むようならば注意が必要だ。

【ユーロは9月に再利上げか】
 ユーロは年内にもう一回利上げがあるとみられる。欧州中央銀行(ECB)が先月28日発表した5月のユーロ圏マネーサプライM3伸び率が予想以上に加速し、9月に再利上げを実施するとの見方が一段と強まった。また、ドイツの6月の失業率は9.1%と予想の9.2%を下回り、堅調な景気回復を反映した。雇用の増加は消費の拡大を支援し、インフレ圧力ともなる。今後のユーロ圏の経済成長やインフレ動向に注目したい。

(オーバルネクスト/森 成俊)

【今週の注目通貨〜テク二カル編】


 ユーロ・ドルは先月29日、4月27日の高値1.3680ドルと6月5日の高値1.3554ドルを結んだ下降トレンドラインを突破し、一時1.3544ドルと6月5日以来の高値をつけた。
 先月22日に突破した21日移動平均線が支持線として機能し、14日間の相対力指数(RSI)は強弱感の分岐点である50%以上の水準で推移しているなど、相場が押し目買い基調になったことがうかがえる。1.3554ドル(6月5日の高値)と1.3610ドル(5月16日の高値)に抵抗線があるものの、4月27日の高値1.3680ドルから6月13日の安値1.3261ドルまでの下落に対する61.8%戻し水準を突破したことで、全値戻しの展開へ発展しやすくなった。

(オーバルネクスト/松村 周作)

2007年7月2日

株式会社オーバルネクスト 森 成俊

担当
商品先物市場、為替
信条
商品先物取引というと、一部の限られた人のみの市場、取引のしくみが難しいとのイメージがありますが、上場品目は株式ほど多くなく、調査・分析対象が絞りやすい面もあります。商品先物市場の底辺拡大を目指し、わかりやすい解説を心掛けています。
経歴
91年ゼネックス(現オーバルネクスト)入社、97−99年までNY現地法人勤務。03年よりオーバルネクスト調査情報グループリーダー。ラジオNikkeiファイナンシャルBox火曜日の商品市況のコメンテーターも務める。

株式会社オーバルネクスト 松村周作

1995年サンライズ貿易(現東京コムウェル)入社。主に、情報調査部門でテクニカルアナリストとして従事。2006年8月にオーバルネクストに移籍し、多数のテクニカル情報を提供中。現在、日本テクニカルアナリスト協会検定会員。

株式会社オーバルネクスト

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