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外為マーケットコラム

ドル、ユーロとも押し目買い(2)

商品・通貨 売買方針 利食い目標値 損切りポイント ブルベア指数
ドル・円 121.30〜120.30円で買い 124.00 120.20 50→43
ユーロ・円 166円台で買い 170 165 -
ユーロ・ドル 見送り - - -
豪ドル・円 104円台で新規買い 107.00 102.00 -

※注1)ブルベア指数は国内商品先物業者、約40社にアンケート調査を行い指数化したもの。50が弱気と強気の分岐点。50より数字が大きくなるほど強気感が増す、逆に数字が小さくなると弱気感が増していることを示す。
※注2)売買の最終的判断は、ご自身でご決定下さい。

【今週のポイント】
 ドル・円は11日に1ドル=121円水準まで急落し、121円台、122円台のポジションとも手じまった。4―6月は負けなしで、小刻みに利益を積み上げてきたが、初黒星を献上。11-12日に行われた日銀金融政策決定会合で利上げは見送られたが、8月の利上げがほぼ確実視される状況である。円金利も先高観が強いが、円の反発力は限定的でドル、ユーロとの金利差を考えれば、ドル、ユーロとも押し目買いに分があると考える。

【米個人消費に不安】
 ドル・円は10日の海外市場で米住宅市場の先行き不安を材料に急落。米格付け会社、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がサブプライム住宅ローンを裏付け資産にした住宅ローン担保証券(RMBS)のうち612件を格下げする方向であると報じられた。サブプライムローンの焦げ付きが、ここ数カ月ドル売り材料になっており、短期間でサブプライムローンの信用が回復する可能性は低い。ダウ平均株価が史上最高値を更新しているものの、6月の小売売上高が前月比-0.9%(総合)と、事前予想を下回り、今後の個人消費に不安がある。

【ユーロ・円は1ユーロ=170円が視野に入る】
 ユーロ・ドルは導入以来の最高値を更新し、ユーロ高・ドル安傾向に拍車がかかっている。ユーロ・円は1ユーロ=168円台で推移し、170円台さえ視野に入ってきた。ユーロは高値警戒感があるものの、欧州中央銀行(ECB)は年内2回利上げするとの見方も出ており、さらに買われる可能性がある。

(オーバルネクスト/森 成俊)

【今週の注目通貨〜テク二カル編】


 豪ドル・円は先週、一時103.74円と6月28日以来、約2週間ぶりの安値圏へ急落する場面がみられたものの、終値ベースでは21日移動平均線を維持して切り返し、先週末には直近高値を突破し、16年ぶりの高値を更新するなど、堅調地合いを維持している。10日間の相対力指数(RSI)は強弱感の分岐点である50%を上回る水準で推移しており、相場が押し目買い基調にあることがうかがえる。このRSIのピークが切り下がり始めていることには注意が必要だが、上昇傾向にある21日移動平均線との乖離幅が1%台前半と、高値警戒感は台頭していない。今後の上値目標としては、9日の高値106.30円から11日の安値103.74円までの下落に対する倍返しとなる108.86円が挙げられる。

(オーバルネクスト/松村 周作)

2007年7月17日

株式会社オーバルネクスト 森 成俊

担当
商品先物市場、為替
信条
商品先物取引というと、一部の限られた人のみの市場、取引のしくみが難しいとのイメージがありますが、上場品目は株式ほど多くなく、調査・分析対象が絞りやすい面もあります。商品先物市場の底辺拡大を目指し、わかりやすい解説を心掛けています。
経歴
91年ゼネックス(現オーバルネクスト)入社、97−99年までNY現地法人勤務。03年よりオーバルネクスト調査情報グループリーダー。ラジオNikkeiファイナンシャルBox火曜日の商品市況のコメンテーターも務める。

株式会社オーバルネクスト 松村周作

1995年サンライズ貿易(現東京コムウェル)入社。主に、情報調査部門でテクニカルアナリストとして従事。2006年8月にオーバルネクストに移籍し、多数のテクニカル情報を提供中。現在、日本テクニカルアナリスト協会検定会員。

株式会社オーバルネクスト

 オーバルネクストは、国内外の先物取引や為替情報に関する各種のニュースやデータを配信、またこれらの情報に伴うシステム開発を行っております。スピードと正確性に富むニュースやデータの配信に加え、オーバルネクスト独自の情報分析を含む各種コンテンツを一般投資家や各種ブローカーの皆様へ幅広く提供しています。
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