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外為マーケットコラム

短期でドルの戻り売り

商品・通貨 売買方針 利食い目標値 損切りポイント ブルベア指数
ドル・円 118円台前半〜118.50円でドル売り 115.50 119.30 51→38
ユーロ・円 見送り - - -
ユーロ・ドル 見送り - - -
豪ドル・円 見送り - - -

※注1)ブルベア指数は国内商品先物業者、約40社にアンケート調査を行い指数化したもの。50が弱気と強気の分岐点。50より数字が大きくなるほど強気感が増す、逆に数字が小さくなると弱気感が増していることを示す。
※注2)売買の最終的判断は、ご自身でご決定下さい。

【今週のポイント】
 ドル・円は1ドル=117円が支持線となっているが短期方針で戻り売り。ドル安ムードのなか、唯一堅調だったドル・円まで軟化してきた。金利面からはドル買いに分があるが、先月末の下げで修正安から調整局面に移行したとみる。ドルの対円での上昇局面は今年3月の上旬から6月後半まで約3カ月続いた。相場のサイクルからすれば、3カ月程度、円の堅調な値動きが続く可能性がある。先週、株式相場次第でドル売りとしていたが、118円台でドルの売りが成立した場合、手じまい水準を順守して維持。

【インフレ圧力強いなか、米労働市場に減速感】
 7月の米消費者信頼感指数は6月の105.9ポイントから111.26ポイントに上昇したものの、二ューヨーク原油が史上最高値を更新し、今後の個人消費の拡大の足かせになる不安がある。また7月の米雇用統計で非農業者部門の伸びが前月比92,000人増に留まり、労働市場は減速している。インフレ圧力が強いなか、景気減速が進むことを警戒し、7日の連邦公開市場委員会(FOMC)で米連邦準備制度理事会(FRB)は金利を据え置く可能性が強い。サブプライムローン問題が長引くことが予想されることもドルを買いにくい要因だ。

【6月のユーロ圏のマネーサプライ伸び率大幅上昇】
 一方、ユーロは対円で1ユーロ=162円台で推移。3月の安値151.23円から7月13日の高値168.95円までの上げ幅17.20円に対し、ほぼ半値押しにあたる160.43円まで下げた後、反発してきた。しばらくは160円が支持線となるなか、160〜163円のレンジでもみあいを予想。欧州中央銀行(ECB)は2日の理事会で政策金利を据え置いた。6月のユーロ圏のマネーサプライM3伸び率は前年比10.9%上昇と高い伸びを記録するなど、欧州の足元の景気は拡大傾向にあり、金利先高観は強い。株安による円キャリーの巻き戻しが一巡すれば、いずれ165円前後までの戻りはあるとみる。

(オーバルネクスト/森 成俊)

【今週の注目通貨〜テク二カル編】


 ユーロ・ドルは先月30日、一時1.3606ドルと7月10日以来、約3週間ぶりの安値をつけた。ただ、6月13日の安値1.3261ドルから7月24日の高値1.3852ドルまでの上昇に対する38.2%押し水準で下げ止まり、その後は1.36ドル台後半を中心とした値固めの展開に。1月の安値1.2864ドルから4月27日の高値1.3680ドルまでの上昇に対する修正は、半値押し水準まで下落した。10日間の相対力指数(RSI)が強弱感の分岐点である50%を回復していることが示すように、今回、38.2%押し水準に相当する1.3606ドルが押し目となれば、潜在的な上昇力が高まっていると受け止めることができる。この場合、1月の安値1.2864ドルを起点とした上昇トレンドラインのチャンネルラインからは、8月下旬には1.40ドルの節目に達する可能性が想定できる。

(オーバルネクスト/松村 周作)

2007年8月6日

株式会社オーバルネクスト 森 成俊

担当
商品先物市場、為替
信条
商品先物取引というと、一部の限られた人のみの市場、取引のしくみが難しいとのイメージがありますが、上場品目は株式ほど多くなく、調査・分析対象が絞りやすい面もあります。商品先物市場の底辺拡大を目指し、わかりやすい解説を心掛けています。
経歴
91年ゼネックス(現オーバルネクスト)入社、97−99年までNY現地法人勤務。03年よりオーバルネクスト調査情報グループリーダー。ラジオNikkeiファイナンシャルBox火曜日の商品市況のコメンテーターも務める。

株式会社オーバルネクスト 松村周作

1995年サンライズ貿易(現東京コムウェル)入社。主に、情報調査部門でテクニカルアナリストとして従事。2006年8月にオーバルネクストに移籍し、多数のテクニカル情報を提供中。現在、日本テクニカルアナリスト協会検定会員。

株式会社オーバルネクスト

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