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外為マーケットコラム

ドルは戻り売りで対処

商品・通貨 売買方針 利食い目標値 損切りポイント ブルベア指数
ドル・円 113.80〜114円台でドル売り 110.50 115.50 49→37
ユーロ・円 見送り - - -
ユーロ・ドル 見送り - - -
豪ドル・円 見送り - - -

※注1)ブルベア指数は国内商品先物業者、約40社にアンケート調査を行い指数化したもの。50が弱気と強気の分岐点。50より数字が大きくなるほど強気感が増す、逆に数字が小さくなると弱気感が増していることを示す。
※注2)売買の最終的判断は、ご自身でご決定下さい。

【今週のポイント】
 ドル・円は1ドル=115〜116円台半ばでの狭いレンジでのもみあいが続いていたが、8月の米雇用統計で非農業者部門の就業者数が前月比4,000人減少となったことをきっかけに急落した。7日の二ューヨーク市場では113円台前半で下げ止まったが、週明けの東京市場から112円台後半に下落し、8月の安値111.57円が視野に入っている。111.57円を突破すれば、110円の節目や昨年5月の安値108.99円がターゲットになってくる。労働市場の悪化から米景気に不透明感が強まっており、ドルの売り圧力が強い状態が続くとみられ、戻り売りで対処したい。ドルは突っ込み警戒感から買い戻しで自律反発を迎えることはあっても115円の節目が抵抗線になるとみており、113円後半から114台への戻りはドル売りの好機とみる。

【金融市場混乱なら円キャーリーも巻き戻しで円高】
 ユーロ・円は円が対ドルで急騰したことにつれて1ユーロ=155円台に下落。6日の欧州中央銀行(ECB)理事会で政策金利は4%で据え置きとなったが、織り込み済み。金利差からはユーロ買いに分がある。しかし信用収縮の懸念が強まり、米株式市場の下落から世界的な株式相場の下落、金融市場の混乱となれば、円キャリートレードの巻き戻しから円高が進みやすい環境に変わりはない。米株式市場は10月に入り、07年第3四半期の企業業績が発表され、好調な企業業績が裏付けられるまで軟調な展開を強いられそうだ。
 今週の注目経済統計は以下の通り。

 10日 国内総生産(GDP)4−6月期2次速報
 11日 機械受注統計調査(7月)
     米貿易収支(7月)
 12日 国際収支状況速報(7月)
 13日 ニュージーランド準備銀行(RBNZ)政策金利発表
     スイス国立銀行(SNB)政策金利発表
 14日 米小売売上高(8月)
     米鉱工業生産指数(8月)
     米輸出入物価指数(8月)
     米ミシガン大消費者信頼感指数速報(9月)

(オーバルネクスト/森 成俊)

【今週の注目通貨〜テク二カル編】


 先週のドル・円は、115円近辺から116円台半ばで値固めの様相を呈していたものの、米雇用統計がサプライズ的な内容となったことで、同レンジから下放れ、一時113.10円と8月17日以来、3週間ぶりの安値をつけた。下落傾向にある21日移動平均線が抵抗線として機能するなか、14日間の相対力指数(RSI)は強弱間の分岐点である50%を下回る水準で推移しており、相場が戻り売り基調にあることがうかがえる。また、5日と21日移動平均線の乖離幅が再び拡大しているなど、下降圧力が増している。目先は8月17日の安値111.57円が意識されるものの、同安値を割り込んだ場合は110円の節目や昨年5月17日の安値108.93円などが視野に入ってくる。

(オーバルネクスト/松村 周作)

2007年9月10日

株式会社オーバルネクスト 森 成俊

担当
商品先物市場、為替
信条
商品先物取引というと、一部の限られた人のみの市場、取引のしくみが難しいとのイメージがありますが、上場品目は株式ほど多くなく、調査・分析対象が絞りやすい面もあります。商品先物市場の底辺拡大を目指し、わかりやすい解説を心掛けています。
経歴
91年ゼネックス(現オーバルネクスト)入社、97−99年までNY現地法人勤務。03年よりオーバルネクスト調査情報グループリーダー。ラジオNikkeiファイナンシャルBox火曜日の商品市況のコメンテーターも務める。

株式会社オーバルネクスト 松村周作

1995年サンライズ貿易(現東京コムウェル)入社。主に、情報調査部門でテクニカルアナリストとして従事。2006年8月にオーバルネクストに移籍し、多数のテクニカル情報を提供中。現在、日本テクニカルアナリスト協会検定会員。

株式会社オーバルネクスト

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