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外為マーケットコラム

注目が集まるFOMC(1)

【雇用統計は底堅い内容】  前週末7日に発表された11月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が9万4,000人増と事前予想の前月比8万人増を上回る内容となりました。ただ、雇用統計が底堅い内容となることは、5日に発表された米給与計算サービス会社オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)雇用統計の民間部門雇用者数が18.9万人増と大幅増加となっていたことで、すでに織り込まれており、反応は限定的でした。

【注目が集まるFOMC】
 前週末7日に発表された11月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が9万4,000人増と事前予想の前月比8万人増を上回る内容となりました。ただ、雇用統計が底堅い内容となることは、5日に発表された米給与計算サービス会社オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)雇用統計の民間部門雇用者数が18.9万人増と大幅増加となっていたことで、すでに織り込まれており、反応は限定的にとどまりました。

【雇用統計の内容は事前に把握??】
 米セントルイス地区連銀のプール総裁は、11月30日に、雇用者数の予想外の大幅な伸びを例に挙げ、追加利下げの必要性はFOMC直前の経済指標の影響を受ける可能性があると示唆していました。この発言は、7日の雇用統計が底堅い内容になるということを事前に把握していたのではないかとも受け止められますね。

 やはり今回は0.25%にとどめ、今後のインフレ動向や米国経済指標を見極めたいとの考えのようです。もしくは、今後も利上げの可能性を示唆している欧州中央銀行(ECB)に対し、0.50%引き下げを行うことでユーロに対するドルの価値が低下し、さらなるドル安を引き起こすことを防ぎたい考えもあるかもしれません。しかし、FF金利先物では、連邦準備制度理事会(FRB)が12月に0.25%引き下げて4.25%へ、2月に4%、5月に3.75%となる可能性を織り込んでいます。

【11日、12日は重要変化日】
 ところで12月11、12日は、一目均衡表の観点でも重要な変化日となっています。6月22日高値から8月17日安値までが41営業日、8月17日の安値から10月15日の高値までが42営業日と、一目均衡表の基本数値42となっています。そして10月15日から41営業日目となるのが12月11日、42営業日目となるのが12日で、11日はFOMC、12日には米中戦略経済対話が行われるのです。FOMCでの金利政策発表に加え、中国人民元の変動幅拡大に関する発表が相場を大きく動かす可能性もあり、注意が必要です。

2007年12月10日

(オーバルネクスト/二見 朱里)

株式会社オーバルネクスト 二見 朱里

担当
農産物、為替
信条
日々国際金融情勢を反映しながら動く為替相場に興味を持ち、現在は、得意な数学的なアプローチを中心に、さまざまな角度から分析を試みています。このコラムでは毎週の為替相場を予想する上で重要なポイントを分かりやすくお伝えできるように努力したいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
経歴
東京大学大学院数理科学研究科卒業後、2007年オーバルネクスト入社、情報企画グループに在籍

株式会社オーバルネクスト

 オーバルネクストは、国内外の先物取引や為替情報に関する各種のニュースやデータを配信、またこれらの情報に伴うシステム開発を行っております。スピードと正確性に富むニュースやデータの配信に加え、オーバルネクスト独自の情報分析を含む各種コンテンツを一般投資家や各種ブローカーの皆様へ幅広く提供しています。
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