FX・為替比較はALL外為比較

  • FX会社を探す
  • FXの基礎知識
  • Q&A
  • 外国為替マーケット予想

ALL外為比較 > 外為マーケットコラム > ミシガン消費者信頼感指数とドル・円

外為マーケットコラム

ミシガン消費者信頼感指数とドル・円

 前週末のドル・円は予想を上回る米4月小売売上高(除自動車)や株式市場の上昇、さらにインフレ懸念の高まりで米国の利下げ観測が後退したことから、週初の102円台半ばから、一時105円台半ばまで上昇しました。しかし、5月2日に発表された米4月雇用統計の好結果を受けて付けた105.68円の高値を突破できずに再び反落。週末に発表された、米4月住宅着工件数は予想を上回る結果だったものの、米5月ミシガン大学消費者信頼感指数が59.5と、1980年6月以来の低水準まで落ち込んだことでドル売りが加速しました。

 ミシガン大消費者信頼感指数とは、ミシガン大学のサーベイ・リサーチセンターが実施する、消費者のマインドをアンケート調査による結果を元に指数化したものです。1996年の値を100としています。コンファレンスボード(全米産業審議委員会)が発表する消費者信頼感指数より、サンプル数が少ない(コンファレンスボード=5000人、ミシガン大=500人、速報は300人)のため数値が大きく振れることも多いのですが、速報性があることから注目を集めています。

 今回は特に低所得者層で消費者心理の悪化が目立ち、食品・燃料価格の高騰でのインフレ懸念の高まりで、1年先のインフレ期待を示す指数は4月の4.8%から5.2%に上昇し、1982年2月以来の高水準となっています。1982年は第2次石油危機の中で米国の景気後退と、物価上昇が同時に進行するスタグフレーションの状況となっていた時期です。

 消費者信頼感指数は個人消費にも影響を与え、この指数の低下は、今後も個人消費が低迷する可能性を表しています。米国の個人消費はGDP(国内総生産)の3分の以上を占めており、今後も米国経済への先行き不透明感は払拭できない状況です。

 ではミシガン大消費者信頼感指数とドル・円の関係を見てみましょう。
この図を見ると、2005年以降はほぼ同方向に動いているのが分かります。このことから、ドル・円が上昇トレンドに転換するには、米消費者信頼感指数が上昇に転じる必要がありそうです。



2008年5月19日

(オーバルネクスト/二見 朱里)

株式会社オーバルネクスト 二見 朱里

担当
農産物、為替
信条
日々国際金融情勢を反映しながら動く為替相場に興味を持ち、現在は、得意な数学的なアプローチを中心に、さまざまな角度から分析を試みています。このコラムでは毎週の為替相場を予想する上で重要なポイントを分かりやすくお伝えできるように努力したいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
経歴
東京大学大学院数理科学研究科卒業後、2007年オーバルネクスト入社、情報企画グループに在籍

株式会社オーバルネクスト

 オーバルネクストは、国内外の先物取引や為替情報に関する各種のニュースやデータを配信、またこれらの情報に伴うシステム開発を行っております。スピードと正確性に富むニュースやデータの配信に加え、オーバルネクスト独自の情報分析を含む各種コンテンツを一般投資家や各種ブローカーの皆様へ幅広く提供しています。
詳しくはこちらをご覧ください

コラム一覧へ戻る

当社は「ALL外為比較」に掲載される情報(以下「掲載情報」といいます。)の完全性および正確性を保証いたしません。

また掲載情報は、将来における結果を示唆するものではありません。

したがいまして、お客様において掲載情報に基づいて行動を起こされた場合でも、当社はその行動結果について何らの責任も負担いたしません。

掲載情報に基づく行動は、お客様の責任と判断によりお願いいたします。掲載情報は、金融商品の売買等の勧誘を意図したり、推奨するものではありません。

お客様において掲載情報に含まれる金融商品の売買等の申込等をご希望される場合には、その掲載情報に記載の金融機関までお客様ご自身でお問い合わせください。

当社はお問い合わせに関し対応いたしかねます。

掲載情報のうち「外為マーケットコラム」等に関しましては、著作権法等の法律により保護されており、

個人の方の私的使用目的以外での使用や権利者に無断での他人への譲渡、販売コピーは認められていません。