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外為マーケットコラム

重要指標目白押し

 今週は、ISM景況指数と雇用統計という現在の米国経済を判断する上で、もっとも速報性があり注目度の高い経済指標の発表があります。また、各国での政策金利の発表が相次ぎ、それぞれの国の今後の金融政策の方向性によって、通貨に対する選好性が分かれるかもしれません。世界的なインフレ加速の中、追加利上げを行うのか、それとも据え置きで様子見とするか、または景況感の悪化から緩和の方向性を示すのかが注目されます。いまだに高値圏を維持している原油価格の動向や株式市場の動向に引き続き注目が集まる週になりそうです。

【オプションに左右される展開】
 前週にドル・円相場を左右したのが102.50-105.50円の「ダブル・ノータッチ・オプション」です。22日に原油高・株安の中、ドル売りが加速しましたが、12日安値の102.57円を下抜かずに反発しました。このことでオプションの下値102.50円の防戦に成功し、今度は上限である105.50円を狙いにきました。オプション防戦売りに圧迫され、なかなか突破できずにいましたが、28日の東京15時にオプション行使期限を迎え、これまでのオプション防戦圧力がなくなると、米指標の好結果をきっかけに105.50円を突破する展開となりました。

 レンジブレイクから、ドル・円は07年6月22日の高値124.13円から3月17日の安値95.73円までの下落の38.2%戻しに当たる106.58円や12月27日の高値114.65円から3月17日の安値95.73円までの下落の61.8%戻しに当たる107.42円近辺を目指す展開となる可能性が高いと思います。しかし、今度は106円のオプションが上値を抑えているもようで、この売り圧力を払うためには、今週発表される米経済指標の好結果が必要になるでしょう。

【6月第1週の動きは?】
 1998年から10年間の6月第1週の動きをまとめてみました。これを見ると、ドル・円は月曜日と火曜日で反対に動く可能性が高いようです。2005年〜2007年は同方向に動いていますが、いずれも月曜日の終値―始値が10銭未満と、値動きは限定的となっています。

 このことから、月曜日の値幅が小さいときは、火曜日は様子見、あるいは月曜日の方向と一緒のポジションをとる戦略、月曜日の値幅が大きいものとなったら、火曜日は逆張りをするという戦略をとるといい結果が出そうですね。

 また、水曜日に上昇する確率が高いことが分かります。高値と安値の差の平均も1円以上あることから、水曜日の安いところでドル買いをすると、勝つ可能性が高そうですね。水曜日には5月のADP雇用統計とISM非製造業景況指数の発表があります。予想はそれぞれ−1万人、51と、両方とも前月から悪化の見通しです。これらの予想に反する結果となれば、ドルの上値トライが期待できそうです。



2008年6月2日

(オーバルネクスト/二見 朱里)

株式会社オーバルネクスト 二見 朱里

担当
農産物、為替
信条
日々国際金融情勢を反映しながら動く為替相場に興味を持ち、現在は、得意な数学的なアプローチを中心に、さまざまな角度から分析を試みています。このコラムでは毎週の為替相場を予想する上で重要なポイントを分かりやすくお伝えできるように努力したいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
経歴
東京大学大学院数理科学研究科卒業後、2007年オーバルネクスト入社、情報企画グループに在籍

株式会社オーバルネクスト

 オーバルネクストは、国内外の先物取引や為替情報に関する各種のニュースやデータを配信、またこれらの情報に伴うシステム開発を行っております。スピードと正確性に富むニュースやデータの配信に加え、オーバルネクスト独自の情報分析を含む各種コンテンツを一般投資家や各種ブローカーの皆様へ幅広く提供しています。
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