FX・為替比較はALL外為比較

  • FX会社を探す
  • FXの基礎知識
  • Q&A
  • 外国為替マーケット予想

ALL外為比較 > 外為マーケットコラム > 各国の金融政策動向に注目

外為マーケットコラム

各国の金融政策動向に注目

 現在、米景気の一段の悪化が示されたことで米利下げ観測が高まり、米金利先物市場では、10月末までの0.5%の利下げを100%織り込んでいる状態となっています。ただユーロ圏でも、経済指標の悪化や欧州金融機関の経営難が表面化してきていることで、利下げ観測が高まっています。また、先週末の欧州緊急首脳会合ではまとまった対策が出てこなかったとして、ユーロ売りが先行しています。市場の関心が欧州の経済や金融機関の問題に移っていることから、ユーロ圏の利下げ観測がさらに強まる可能性があります。ゴールドマン・サックスはECBが今年12月の利下げを手始めとして、2009年半ばまでに0.75%の利下げを実施すると予想しており、今後の利下げ幅からもユーロ・ドルには売り圧力がかかる状態が続くと思われます。

 今週は7日のバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の講演での利下げに関する発言や、10日からの主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議で協調利下げなどの対策がとられるかどうかが市場の注目を集めるでしょう。

【ドル・円は下降トレンドラインとサポートラインに注目】
 ここでドル・円のチャートを見てみましょう。ドル・円は8月15日高値の110.66円と27日高値の109.88円を結ぶトレンドラインに頭を抑えられており、今後もこのラインに注目です。このラインを突破できない限り、16日安値の103.54円、3月17日の安値95.76円から8月15日の高値110.66円までの上昇に対する半値押しの103.21円が意識され、この水準を割り込む一段安となれば、同61.8%押しの101.45円や節目の100円を狙う展開となるでしょう。

 一方、下降トレンドライン(現在106円半ば)の突破に成功できれば、下値不安はいったん後退し、戻り高値である12日高値の107.98円、8日高値の109.08円を試す展開となるでしょう。ただ、日銀に関しては、米欧との協調利下げの思惑はあるものの、現時点では利下げ観測は高まっていない状況であることや、金融不安を受けたリスク回避の動きが続くと見られることから、ドル・円の上値の重い展開は続くと思われます。



2008年10月6日

(オーバルネクスト/二見 朱里)

株式会社オーバルネクスト 二見 朱里

担当
農産物、為替
信条
日々国際金融情勢を反映しながら動く為替相場に興味を持ち、現在は、得意な数学的なアプローチを中心に、さまざまな角度から分析を試みています。このコラムでは毎週の為替相場を予想する上で重要なポイントを分かりやすくお伝えできるように努力したいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
経歴
東京大学大学院数理科学研究科卒業後、2007年オーバルネクスト入社、情報企画グループに在籍

株式会社オーバルネクスト

 オーバルネクストは、国内外の先物取引や為替情報に関する各種のニュースやデータを配信、またこれらの情報に伴うシステム開発を行っております。スピードと正確性に富むニュースやデータの配信に加え、オーバルネクスト独自の情報分析を含む各種コンテンツを一般投資家や各種ブローカーの皆様へ幅広く提供しています。
詳しくはこちらをご覧ください

コラム一覧へ戻る

当社は「ALL外為比較」に掲載される情報(以下「掲載情報」といいます。)の完全性および正確性を保証いたしません。

また掲載情報は、将来における結果を示唆するものではありません。

したがいまして、お客様において掲載情報に基づいて行動を起こされた場合でも、当社はその行動結果について何らの責任も負担いたしません。

掲載情報に基づく行動は、お客様の責任と判断によりお願いいたします。掲載情報は、金融商品の売買等の勧誘を意図したり、推奨するものではありません。

お客様において掲載情報に含まれる金融商品の売買等の申込等をご希望される場合には、その掲載情報に記載の金融機関までお客様ご自身でお問い合わせください。

当社はお問い合わせに関し対応いたしかねます。

掲載情報のうち「外為マーケットコラム」等に関しましては、著作権法等の法律により保護されており、

個人の方の私的使用目的以外での使用や権利者に無断での他人への譲渡、販売コピーは認められていません。