FX・為替比較はALL外為比較

  • FX会社を探す
  • FXの基礎知識
  • Q&A
  • 外国為替マーケット予想

ALL外為比較 > 外為マーケットコラム > 1ドル=119円台でドル買い意欲は強く、120円水準で年越しか

外為マーケットコラム

1ドル=119円台でドル買い意欲は強く、120円水準で年越しか

 12月第4週のドル・円は軟調に推移し、25日にはクリスマスで薄商いの中、1ドル=120円の節目を試すまで下落となり、10月28日以来の安値をつけた。ニューヨークダウ、原油相場とも反発基調となったが、ユーロ・ドルの上昇もあり、ドル・円はポジション調整の動きから、ドル安、円高の動きとなった。120円台前半では投機家の円の買い戻しの動きもあったとみられ、テクニカル要因からもドル安が進んだ。

 ユーロ・ドルは1ユーロ=1.1000ドルの節目が抵抗線ながら堅調に推移。欧米当局の金融政策の違いからドル買いの動きは根強かったが、ユーロの買い戻しの動きが優勢となり、1.0970ドル台で25日の取引を終え、しっかり。

【ドル・円の予想レンジ】
 今週の予想レンジは1ドル=119円台前半〜122円台前半。日本が年末年始の休暇入りするため、ドル・円は薄商いが予想されるが、ニューヨークダウに戻り一服感が出て、先週の中間水準の1万7,300ドル台に軟化すると、119円台へ下落か。投機家の円の買い戻しが加速すると、10月22日の安値119.58円前後まで円高、ドル高が進む可能性ありとみる。ただし来年も米利上げが段階的に行われるとの観測や、米景気に対する楽観ムードから119円台でのドル買いの動きは強いとみられ、119円台での取引は長続きせず、120円水準で年越しとなる展開を予想。
 抵抗線は24日の高値120.99円、21日の高値121.50円、25日移動平均線(28日の午前10時現在、121.94円)、支持線は120円の節目、10月22日の安値119.58円。

【主要経済指標・イベントレビュー】
12月21日 
    ユーロ圏消費者信頼感指数(12月)は−5.7(事前予想−5.9)
12月22日 
    米国内総生産(GDP)確報値(第3四半期):前期比+2.0%、改定値+2.1%から下方修正
12月23日 
    米個人所得・支出(11月):所得は前月比+0.3%(事前予想+0.2%)
                 支出は前月比+0.3%(事前予想+0.3%)
    米耐久財受注(11月、速報値):総合は前月比変わらず(事前予想−0.6%)
                   輸送用機器除くは前月比−0.1%(事前予想は変わらず)
                   非国防・航空機除くは前月比−0.4%(−0.2%)
    米新築住宅販売件数(11月):前月比+4.3%の49万件(事前予想50万5,000件)
12月24日 
    米週間新規失業保険申請件数(19日まで):26万7,000件(事前予想は27万件)

【12月28日からの週の注目ポイント】
12月29日 
    米消費者信頼感指数(12月)  ☆☆
12月30日 
    米MBA住宅ローン申請件数  ☆☆
12月31日 
    米新規失業保険申請件数  ☆☆
    米シカゴ購買部協会景気指数(12月)  ☆☆
1月1日 
    中国製造業購買担当景気指数(12月)  ☆☆
*重要度を3段階で表示

【日経平均株価】
 先週の日経平均株価は15日に1万8,500円台に下落した。16、17日に大幅高となった後、18日には日銀金融政策決定会合の結果発表を受けて、一時1万9,800円台後半まで急伸した。しかし、その後、1万9,000円割れまで急落する波乱の展開となった。

【米株】
 米株式市場は原油相場の反騰を好感し、ニューヨークダウは23日に1万7,500ドルの節目を突破し、17日以来の高値となる1万7,607.92ドルまで上昇。24日は短縮取引の中、小安くなったが、終値で1万7,500ドル台を維持。クリスマス前で見送り姿勢をとる投資家も多かったが、懸念材料であった原油相場の反騰から資源株の下落が一巡し、持ち直した。ただし23、24日とも25日移動平均線(24日の引け時点で1万7,606ドル)手前で上値が重くなっており、まだ上昇基調への転換は確認できず。

【1ドル=120円を試すと投機家は円を買い戻しか=CME】
 通常、米商品先物取引委員会(CFTC)が金曜日に発表する建玉明細は25日がクリスマスのため、28日に延期となった。28日に発表される建玉明細は22日現在の数字だが、クリスマス休暇前であり、円、ユーロとも引き続き、買い戻しが先行したもよう。1ドル=120円を試すと円の買い戻しが膨らむ可能性あり。

2015年12月28日

(インベステック/森 成俊)

株式会社インベステック 森 成俊

担当
為替、先物市場
経歴
1992年より商品先物業界でアナリスト業務に従事。1997−99年まで商品、為替調査会社のNY現地法人勤務。1999年に帰国後は商品相場に加え、為替情報もメディアを通して発信。現在、ラジオNIKKEIマーケットトレンドにて商品、為替市場に関してのコメンテーターを務める。ドル・円、ユーロ・ドル中心に為替を取り巻く環境、テクニカル分析を交え、為替取引の一段拡大を目指し、わかりやすい解説を心掛けている。

コラム一覧へ戻る

当社は「ALL外為比較」に掲載される情報(以下「掲載情報」といいます。)の完全性および正確性を保証いたしません。

また掲載情報は、将来における結果を示唆するものではありません。

したがいまして、お客様において掲載情報に基づいて行動を起こされた場合でも、当社はその行動結果について何らの責任も負担いたしません。

掲載情報に基づく行動は、お客様の責任と判断によりお願いいたします。掲載情報は、金融商品の売買等の勧誘を意図したり、推奨するものではありません。

お客様において掲載情報に含まれる金融商品の売買等の申込等をご希望される場合には、その掲載情報に記載の金融機関までお客様ご自身でお問い合わせください。

当社はお問い合わせに関し対応いたしかねます。

掲載情報のうち「外為マーケットコラム」等に関しましては、著作権法等の法律により保護されており、

個人の方の私的使用目的以外での使用や権利者に無断での他人への譲渡、販売コピーは認められていません。