FX・為替比較はALL外為比較

  • FX会社を探す
  • FXの基礎知識
  • Q&A
  • 外国為替マーケット予想

ALL外為比較 > 外為マーケットコラム > 修正安の可能性も押し目買いに支援され堅調予想

外為マーケットコラム

修正安の可能性も押し目買いに支援され堅調予想

 2月29日から3月第1週のドル・円相場は堅調に推移した。1日に1月の米建設支出と2月のISM製造業景況指数が事前予想を上回ったことを背景に1ドル=114円台前半までドル高、円安が進んだ。2日以降も米労働市場に関する経済指標が事前予想を上回り、114円台を試し、ドル買い意欲の強さが示された。終値で114円台を維持したことは一度もなかったが、ドルは対ユーロでも堅調に推移し、ドル高ムードとなった。

【ドル・円の予想レンジ】
 今週の予想レンジは1ドル=112円台半ば〜115円台半ば。大きな崩れはなく、堅調な値動きを継続か。15、16日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催があり、利食い売りで修正安の可能性はあるが、113円割れとなると、押し目買いに下支えられるとみる。114.50円水準を上抜くことができれば、115円の節目、115円台半ばまで上昇の可能性ありとみる。114円を終値で維持できるか、25日移動平均線(7日の東京時間の午前10時現在で114.20円)を超えることができるかに注目したい。米経済指標以外では7日にある米連邦準備理事会(FRB)のフィッシャー副議長の講演内容にも注目が集まろう。
 3月4日に米労働省から発表される2月の米雇用統計が最大の注目材料。29日時点での事前予想は非農業部門の就業者数が前月比19万3,000人増と1月の同15万1,000人増から大幅に増加予想。事前予想を大幅に上回る数字が出ると米再利上げ観測が再燃し、ドル高が進みやすくなる。米経済指標以外には原油相場の動向や中国の経済指標も注目要因。1日の米大統領選予備選(スーパーチューズデー)や5日開幕の中国、全国人民代表大会(全人代)にも関心が集まりそうだ。
 抵抗線は2月16日の高値114.87円、115円の節目、支持線は10日間移動平均線が通る113.23円、2月25日の安値111.85円。

【主要経済指標・イベントレビュー】
2月29日
    シカゴ購買部協会景気指数(2月):47.6 事前予想 52.5
    米中古住宅販売仮契約指数(1月):前月比−2.5% 事前予想+0.5%
3月1日
    米ISM製造業景況指数(2月):49.5(事前予想48.5)
    米建設支出(1月):前月比+1.5%(事前予想+0.3%)
    独失業者数(2月)は272万人、5カ月連続で減少
    ユーロ圏製造業PMI(2月)改定値は51.2、速報51.0
    2月のユーロ圏失業率は10.3%に低下、2011年8月以来の低水準
    ドラギECB総裁、ユーロ圏見通し、下向きのリスクが上昇
3月2日
    ADP統計(2月):21万4,000人増(事前予想19万人増)
    米地区連銀経済報告:労働市場の状況は引き続き改善
              大半の地区は消費者物価の横ばいを報告
              経済活動はほとんどの地区で拡大
3月3日
    米週間新規失業保険申請件数(2月27日まで):27万8.000件(事前予想27万件)
    米ISM非製造業景況指数(2月):53.4(事前予想53.1)
    米製造業受注指数(1月):前月比+1.6%(事前予想+2.1%)
    ユーロ圏小売売上高指数(1月)は前月比0.4%上昇(事前予想.+0.1%)
3月4日
    米雇用統計(2月):失業率は4.9%(事前予想4.9%)
    米非農業部門雇用者数は24万2,000人増(事前予想19万5,000人増)

【3月7日からの週の注目ポイント】
3月7日 
    独製造業受注指数(1月)            ☆☆
3月8日 
    日本第4四半期国内総生産(GDP)2次速報    ☆☆☆
    中国貿易収支(2月)              ☆☆
    独1月鉱工業生産指数              ☆☆
    ユーロ圏第4四半期域内総生産(GDP)改定値   ☆☆☆
3月9日 
    米MBA住宅ローン申請件数            ☆
3月10日 
    中国消費者物価指数・生産者物価指数(2月)   ☆☆
    欧州中央銀行(ECB)政策金利          ☆☆☆
    米新規失業保険申請件数             ☆☆
    米財政収支(2月)               ☆☆
3月11日 
    独消費者物価指数(2月)            ☆☆
    米輸入価格指数(2月)               ☆
*重要度を3段階で表示

【日経平均株価】
 2月29日から3月第1週の日経平均株価は大幅高。2日にチャート上にギャップ(窓)を空け、600円超の急騰となり、3日以降も買いが先行となり、4日は1万7,000円台を回復して引けた。終値で1万7,000円台を維持するのは2月8日以来のこと。2日に600円以上の急騰となった場面で25日移動平均線を2月2日以来、1カ月ぶりに突破し、強気に転換を示唆。25日移動平均線が通る1万6,450円が支持線、抵抗線は2月3日の高値1万7,515.68円。

【米株】
 米株式市場は大幅続伸。1日に300ドルを超える上昇となり、2日以降も米労働市場に関する経済指標が強気となり、買いが先行。4日に1月7日以来の1万7,000ドル台を回復した。2月11日の安値1万5,503.01ドルから約1,500ドルの急騰となっており、高値修正局面の可能性あり。

【114.55円で大口投機家の円売り予想】
 米商品先物取引委員会(CFTC)は4日に今月1日現在の建玉明細を発表した。シカゴ円市場で大口投機家は2月23日現在の5万2,734枚の買い越しから5万9,625枚の買い越しに増加。2日以降は円売りが先行しているとみられ、4日現在、買い越し幅は5万5,000枚前後に減少か。2日につけた114.55円、115円に円売り注文が設定されるとみられる。


【1987年、プラザ合意が行われたNYプラザホテルのロビー】

2016年03月07日

(みんかぶ/森 成俊)

株式会社みんかぶ 森 成俊

担当
為替、先物市場
経歴
1992年より商品先物業界でアナリスト業務に従事。1997−99年まで商品、為替調査会社のNY現地法人勤務。1999年に帰国後は商品相場に加え、為替情報もメディアを通して発信。現在、ラジオNIKKEIマーケットトレンドにて商品、為替市場に関してのコメンテーターを務める。ドル・円、ユーロ・ドル中心に為替を取り巻く環境、テクニカル分析を交え、為替取引の一段拡大を目指し、わかりやすい解説を心掛けている。

コラム一覧へ戻る

当社は「ALL外為比較」に掲載される情報(以下「掲載情報」といいます。)の完全性および正確性を保証いたしません。

また掲載情報は、将来における結果を示唆するものではありません。

したがいまして、お客様において掲載情報に基づいて行動を起こされた場合でも、当社はその行動結果について何らの責任も負担いたしません。

掲載情報に基づく行動は、お客様の責任と判断によりお願いいたします。掲載情報は、金融商品の売買等の勧誘を意図したり、推奨するものではありません。

お客様において掲載情報に含まれる金融商品の売買等の申込等をご希望される場合には、その掲載情報に記載の金融機関までお客様ご自身でお問い合わせください。

当社はお問い合わせに関し対応いたしかねます。

掲載情報のうち「外為マーケットコラム」等に関しましては、著作権法等の法律により保護されており、

個人の方の私的使用目的以外での使用や権利者に無断での他人への譲渡、販売コピーは認められていません。