FX・為替比較はALL外為比較

  • FX会社を探す
  • FXの基礎知識
  • Q&A
  • 外国為替マーケット予想

ALL外為比較 > 外為マーケットコラム > 修正高が一巡し、再度ドル安・円高傾向か

外為マーケットコラム

修正高が一巡し、再度ドル安・円高傾向か

 4月11日の週のドル・円相場は反発。11日に1ドル=107.60円までドル安、円高が進んだが、12日から反発し、13日には米株高、サンフランシスコ連銀のウィリアム総裁が今年は2、3回の利上げが妥当との見方を示したことがドル買いにつながり、109円台に上昇した。15日には109.70円台まで続伸したが、原油安や米経済指標の悪化から108円台半ばに反落となり、108.70円台で引けた。

【ドル・円の予想レンジ】
 今週の予想レンジは1ドル=106円前後〜109円台半ば。ドルの修正高が一巡し、再度ドル安・円高傾向か。18日の東京時間の午前中に一時1ドル=107円台後半までドル安、円高となり、安値に接近し、下値不安が強い。原油相場は株式市場への影響力が強く注意したい。ニューヨークダウが1万8,000ドル超えならドルの支援材料。21日に欧州中央銀行(ECB)理事会があり、追加金融緩和策が取られるとドル高・ユーロ安となり、ドル・円もつれ高となる可能性あり。
 テクニカル指標からは5日間移動平均線が通る108.85円、110円の節目、25日間移動平均線が通る110.95円が抵抗線。支持線は今月11日の安値107.60円、107円の節目、2014年10月21日の安値106.22円。
 14日間の相対力指数(RSI)は18日の東京時間の午前10時現在、31.20で推移し、引き続き、売り過剰感は根強い。

【主要経済指標・イベントレビュー】
4月12日
    IMF 今年の世界成長率見通しを3.2%に下方修正、従来3.4%
       今年の日本の成長率見通しを0.5%に下方修正、従来1.0%
       日本は2017年に消費増税なら景気悪化と予想
       今年の中国の成長率見通しを6.5%に上方修正、従来6.3%
4月13日
    米小売売上高(3月):総合は前月比−0.3%(事前予想は+.0.1%)
    米生産者物価指数(3月):総合は前月比−0.1%(事前予想+0.2%)
    米地区連銀経済報告:大半の地区で物価がやや上昇
              大半で緩やかないし緩慢な成長−2月下旬から3月に
              製造業活動は大半の地区で拡大
4月14日
    米週間新規失業保険申請件数:25万3,000件(事前予想27万件)
4月15日
    NY連銀製造業景気指数(4月):+9.56(事前予想+2.00)
    米鉱工業生産指数(3月):前月比−0.6%(事前予想−0.1%)
    米ミシガン大消費者信頼感指数(4月、速報値):89.7(事前予想92.0)
    G20、世界の成長はなお緩慢でまだら模様、リスクは継続
       為替市場についてメンバーが協議することをあらためて表明
       競争的な通貨切り下げの回避を再確認
       英国がEU脱退した場合のショック、経済見通しを複雑化に

【4月18日からの週の注目ポイント】
4月19日 
    独ZWE景況感指数(4月)          ☆☆
    米住宅着工・許可件数(3月)       ☆☆☆
4月20日 
    日本貿易収支(3月)            ☆☆
    独生産者物価指数(3月)           ☆
    米中古住宅販売件数             ☆☆
4月21日 
    欧州中央銀行(ECB)政策金利発表     ☆☆☆
    ドラギ総裁記者会見            ☆☆☆
    米新規失業保険申請件数、          ☆☆
    米フィラデルフィア連銀景況指数(4月)   ☆☆
    米景気先行指数(3月)           ☆☆
    米消費者物価指数(3月)            ☆☆
*重要度を3段階で表示

【日経平均株価】
 4月11日からの週は円の反落、ニューヨークダウが昨年11月以来の高値をつけたこと、円反落からV字形の急反発となり、1万6,900円台まで上昇した。15日に発表された中国第1四半期の国内総生産(GDP)は昨年同期比+6.7%にとどまった。大方の事前予想の+6.7%であったため、日経平均株価への下げへ幅は限定的。中国第1四半期GDPは2015年の通年の+6.8%を下回り、中国経済の停滞が続いていることが示された。上海株が軟調に推移すると、下落要因になろう。また自動車産業など、熊本地震の悪影響を受ける製造業に注意が必要だ。円相場の動向、中国要因以外には原油相場、ニューヨークダウが1万8,000ドル超えとなるかにも注目。

【米株】
 米株式市場は上伸となった。13日にニューヨークダウが今月1日の高値1万7,811.48ドル超えとなり、昨年11月6日以来の高値まで買い進まれた。14日もその勢いを引き継ぎ、1万7962.14ドルまで続伸となり、昨年11月4日以来の高値を更新。13日の上昇は3月の中国の貿易統計で輸出が増加に転じ、事前予想を上回ったことを受けた世界経済の先行き懸念の後退や、米大手銀行JPモルガン・チェースの決算を好感した金融株の上昇が背景。昨年11月3日の高値1万7,977.85ドル、1万8,000ドルの節目が抵抗線。今週はインテル、マイクロソフト、ゼネラル・モーターズ(GM)、ゼネラル・エレクトロ二クス(GE)などの米製造業の第1四半期の企業業績の発表が活発化し、これらの企業の業績に注目したい。また原油価格の動向にも左右されそうだ。

【投機家109円台で投機家の円の押し目買い強い】
 米商品先物取引委員会(CFTC)は15日に12日現在の建玉明細を発表した。シカゴ円の大口投機家の買い越し幅が6万6,190枚(4月5日現在、6万73枚)まで増加。4週連続で増加。ただし13日以降は手じまい売りが先行したとみられるが、13、14日の取組高が2日連続で増加しており、109円台で円の押し目買いの動きは強かったもよう。


【NYメトロポロタン美術館から見るセントラルパークと高層ビル群】

2016年04月18日

(みんかぶ/森 成俊)

株式会社みんかぶ 森 成俊

担当
為替、先物市場
経歴
1992年より商品先物業界でアナリスト業務に従事。1997−99年まで商品、為替調査会社のNY現地法人勤務。1999年に帰国後は商品相場に加え、為替情報もメディアを通して発信。現在、ラジオNIKKEIマーケットトレンドにて商品、為替市場に関してのコメンテーターを務める。ドル・円、ユーロ・ドル中心に為替を取り巻く環境、テクニカル分析を交え、為替取引の一段拡大を目指し、わかりやすい解説を心掛けている。

コラム一覧へ戻る

当社は「ALL外為比較」に掲載される情報(以下「掲載情報」といいます。)の完全性および正確性を保証いたしません。

また掲載情報は、将来における結果を示唆するものではありません。

したがいまして、お客様において掲載情報に基づいて行動を起こされた場合でも、当社はその行動結果について何らの責任も負担いたしません。

掲載情報に基づく行動は、お客様の責任と判断によりお願いいたします。掲載情報は、金融商品の売買等の勧誘を意図したり、推奨するものではありません。

お客様において掲載情報に含まれる金融商品の売買等の申込等をご希望される場合には、その掲載情報に記載の金融機関までお客様ご自身でお問い合わせください。

当社はお問い合わせに関し対応いたしかねます。

掲載情報のうち「外為マーケットコラム」等に関しましては、著作権法等の法律により保護されており、

個人の方の私的使用目的以外での使用や権利者に無断での他人への譲渡、販売コピーは認められていません。