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外為マーケットコラム

イベント集中週を終え、ドル円はしっかり


 ドル円相場は、先週前半に値を落とす展開に。8日の米コミー前FBI長官の上院議会証言や英総選挙を前に、リスク警戒感が広がり、ドル売り円買いが強まる展開に。
 年内の利上げについて、今月のFOMCで打ち止めとの見通しが広がり、米債利回りの低下が継続する形で、ドル売りが広がった面も。
 英総選挙は世論調査で与党保守党の苦戦が伝えられ、ポンド円の売りから、ドル円などにも重石に。
 ECB理事会、英総選挙、米コミー前FBI長官の上院議会証言とイベントが集中した8日。
 まずECB理事会は経済成長のリスクについて、下向きから均衡に判断を上方修正も、インフレ見通しを、2019年分まで引き下げたことで、ユーロ売りに。
 その後、ユーロ円でのユーロ買いなどに、いったん値を戻したものの、対ドルでは頭の重い展開が続いた。

【コミー前FBI長官の上院議会証言は期待外れ】
 米コミー前FBI長官の上院議会証言は、フリン氏への捜査中止について大統領から要請があったとされたものの、命令ではなかったと発言。支持と受け止めたとの発言もあったが、具体的な命令でない分、市場は捜査妨害に問うことは難しいのではとの思惑が広がり、安心感からドル買いに。米WSJ紙が同証言について期待外れと表現するなど、決め手に欠ける証言となり、リスクイベントがクリアされたとの雰囲気が広がった。
 109円台に落とされていたドル円は110円台をしっかり回復する流れとなった。

【英保守党は過半数取れず】
 英総選挙は与党保守党が第一党確保も単独過半数を確保できなかった。出口調査の結果でこの状況が報じられ、一気にポンド売りが広がる展開に。ポンドドルは1.29台半ばから1.27近辺まで値を落とした。開票が始まると、出口調査よりも少し保守党が優勢で買い戻しも入ったが、結局獲得議席数は選挙前より少なく過半数に届かない318議席にとどまり、ポンド売りが加速。1.26台を付ける動きに。
 その後、10議席を獲得したDUP(北アイルランド民族統一党)との閣外協力で過半数確保と報じられたことで、ポンドの買い戻しが入ったが、週末保守党はDUPの閣外協力はまだ何も決まっていないと発言している。

【米FOMCは利上げ期待広がる】
 13日、14日のFOMCでの利上げ期待が強まり、市場はほぼ織り込み済みという状況に。注目は利上げそのものよりも、今後の追加利上げをにらんで、参加メンバーによる金利見通し(ドットチャート)に移っている。今回に加え、年内あと一回という3月時点での見通しが維持されるようだと、ドル買いが広がる期待も。

【主要経済指標・イベントレビュー】
5日
中国財新サービス業PMI(5月) 
52.8
米製造業受注(4月) 
-0.2%
米ISM非製造業景況指数(5月) 
56.9

6日
豪中銀政策金利 1.50%
ユーロ圏小売売上高(4月)前年比 
+2.5%

7日
豪GDP(第1四半期)前期比 
+0.3%

8日
日本国際収支(4月) 
経常収支 1兆8,074億円
日本GDP改定値(第1四半期)前期比年率 
1.0%
中国貿易統計(5月) 
2,816億元
ECB政策金利 ドラギECB総裁、記者会見 
0.00%
米新規失業保険申請件数(3日までの週) 
24.5万件
英総選挙 
与党は過半数を維持できず
コミーFBI長官、上院情報特別委員会で証言

9日
中国消費者物価指数(5月) 
1.5%
中国生産者物価指数(5月) 
5.5%

11日
仏国民議会選挙、第1回投票 
マクロン新党7割超え

【6月12日からの週の注目ポイント】
13日
独ZEW景況感指数(6月)                   ☆☆
英消費者物価指数(5月)                   ☆☆
英生産者物価指数(5月)                   ☆☆
米生産者物価指数(5月)                    ☆☆
OPEC月報                           

14日
中国小売売上高(5月)                    ☆☆
中国鉱工業生産(5月)                    ☆☆
米小売売上高(5月)                      ☆☆
米消費者物価指数(5月)                  ☆☆☆
米FOMC、経済予測公表、イエレンFRB議長会見         ☆☆☆

15日
豪雇用統計(5月)                      ☆☆
英中銀政策金利                      ☆☆☆
スイス中銀政策金利                    ☆☆☆
米鉱工業生産(5月)                     ☆☆
米NY連銀製造業景況指数(6月)                 
米新規失業保険申請件数(10日までの週)            
ユーロ圏財務相会合                      

16日
日銀金融決定会合結果、黒田日銀総裁会見          ☆☆☆
米住宅着工件数(5月)                     
EU財務相理事会                        
ダラス連銀総裁、講演                     

18日
仏国民議会下院選挙決選投票                  

*重要度を3段階で表示



2017年6月12日

(みんかぶ 山岡 和雅)

みんかぶ 山岡 和雅

担当
外国為替情報
経歴
1992年から、10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画後、事業譲渡により2016年3月にみんかぶグループ入り。
レベルの高い情報を易しく丁寧に提供するだけでなく、専門家の目による分析などを加え、実際の取引に役立つ国際金融情報の提供に努めています。
主な著書
はじめての人のfx基礎知識&儲けのルール(すばる舎)
夜17分で、毎日1万円儲けるFX(アスカビジネス)

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