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外為マーケットコラム

円高が優勢に


 7日からのドル円相場は、お盆を迎えて日本勢の参加が減少、海外勢も本格的なサマーバケーションシーズンで、取引自体が手控えられる展開の中、ドル安円高が優勢となった。ドル円は金曜日に一時4月20日以来の安値水準となる108円74銭まで下落するなど、ドル安円高が優勢に。
 北朝鮮が日本上空を通過して、グアム近くへ着弾する中距離弾道ロケットの実験を行う計画について発表。地政学的なリスクが意識される形で、ドル安円高が広がった。
 ドル円は111円が重くなる形で、週の前半の取引が110円台でのレンジ取引に終始すると、米朝リスクを意識して110円割れに。
 先週最大の注目材料となった7月の米消費者物価指数は、前月比、前年比がともに予想を下回る弱めの結果となり、ドル売りの流れが強まり、先週の安値を付けるきっかけとなった。
 もっとも、108円台では買戻しの動きもみられ、一旦切り返して、逆に金曜日の高値を付けるなど、安値圏で不安定な振幅となった。
 その他の通貨で動きが目立ったのがNZドル。金融政策会合は事前見通し通り現状維持も、マクダーモット総裁補が、「NZドルは下向きの調整が必要」と発言したことでNZドル売りとなった。NZドルに関しては、以前同国の財務相が容認姿勢を見せていた分、売りが出やすくなった。

【米朝リスク本格化】
 米朝の対立がドル売り円買いの流れとなっている。トランプ大統領は北朝鮮への強い姿勢を崩しておらず、北朝鮮はグアム近郊へのミサイル実験の計画を発表するなど、双方が強硬姿勢を示しており、市場の警戒感を誘っている。実際の有事の際には日本への悪影響が大きいとみられる中での円買いに違和感もあるが、リスク回避通貨としての役割が上回っている形。

【夏休みシーズン】
 日本もお盆でお休みムードが高まっているが、世界的にもサマーバケーションのシーズンであり、取引が全般に減少している。例年8月末ごろのジャクソンホールシンポジウムの前あたりから、市場の取引量は本格的に回復を見せる。取引が少ないと、大きな材料に対して、値動きが荒っぽくなりがちな点に要注意。

【NZは政府要人と中銀要人で姿勢の違い】
 先月、NZのジョイス財務相は「NZドルは強いニュージーランド経済を反映したもの」との発言があり、NZ高を容認したという認識が市場で広がった。一方先週、NZ中銀のマクダーモット総裁補が、「NZドルは下向きの調整が必要」と発言。政府と中央銀行とで姿勢に違いがみられる格好となっている。

 今月2日のNZ第2四半期雇用統計が予想外の弱さとなり、NZドルは軟調な地合いが続いているが、この発言を受けて売りが加速し、対米ドルで0.72台半ばまで値を落とす場面が見られた。

【主要経済指標・イベントレビュー】
7日
セントルイス連銀総裁 
ドル下落は欧州の見通しが理由
ミネアポリス連銀総裁 
米経済は非常に力強い講演

8日
日本国際収支(6月) 
経常収支 9346億円
中国貿易収支(7月) 
467.4億ドル
9日
中国消費者物価指数(7月) 
前年比+1.4%
中国生産者物価指数(7月) 
前年比+5.5%

10日
NZ中銀政策金利 
1.75%
米生産者物価指数(7月) 
前年比+1.9%
米新規失業保険申請件数(5日までの週) 
24.4万件
NY連銀記者会見 
インフレは中期的に2%目標に向けて上昇

11日
米消費者物価指数(7月) 
前年比+1.7%
ダラス連銀総裁講演 
バランスシート縮小を始めるのが健全
ミネアポリス連銀総裁講演 
利上げで景気を冷やす必要はない

【8月14日からの週の注目ポイント】
14日
NZ小売売上高(第2四半期)                   
日本GDP速報値(第2四半期)                 ☆☆
中国小売売上高(7月)                    ☆☆
中国鉱工業生産(7月)                    ☆☆

15日
独GDP速報値(第2四半期)                  ☆☆
英消費者物価指数(7月)                   ☆☆
米小売売上高(7月)                    ☆☆☆
米NY連銀製造業景況指数(8月)                ☆☆

16日
米住宅着工件数(7月)                    ☆☆
米週間原油在庫統計                     ☆☆
米FOMC議事録(7月25-26日分)               ☆☆☆

17日
NZ生産者物価指数(第2四半期)                ☆☆
日本通関ベース貿易収支(7月)                 
豪雇用統計(7月)                      ☆☆
ECB議事録                          ☆☆
米鉱工業生産(7月)                      ☆☆
米新規失業保険申請件数(12日までの週)            ☆☆
ダラス連銀総裁、講演                     ☆☆

18日
米ミシガン大学消費者信頼感指数速報             ☆☆

*重要度を3段階で表示



2017年8月14日

(みんかぶ 山岡 和雅)

みんかぶ 山岡 和雅

担当
外国為替情報
経歴
1992年から、10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画後、事業譲渡により2016年3月にみんかぶグループ入り。
レベルの高い情報を易しく丁寧に提供するだけでなく、専門家の目による分析などを加え、実際の取引に役立つ国際金融情報の提供に努めています。
主な著書
はじめての人のfx基礎知識&儲けのルール(すばる舎)
夜17分で、毎日1万円儲けるFX(アスカビジネス)

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