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外為マーケットコラム

利上げ見通しでドル安円高一服も、ドル買いは続かず


 2月19日からのドル円相場は、それまでのドル安円高の流れが一服し、いったん108円手前まで値を戻す展開となった。
 15日に付けた約1年3か月ぶりのドル安円高水準である105円50銭台から約2円半の戻しに。
 これまでドル安円高の材料となってきた株式市場や債券市場の荒っぽい値動きが落ち着き、米株恐怖指数(VIX指数)も、節目といわれる20割れの水準で安定するなど、一時の神経質な相場展開が一服したことで、ドル円に買い戻しが入った。
 1.25台半ば超えまで上昇していたユーロドルが1.2250台を付けるなど、欧州通貨安ドル高の動きも広がり、ドルはほぼ全面高に。
 もっとも値幅的には12日からの週のドル安分に届いておらず、あくまで調整の範囲内という印象を与えた。
 週の後半にはドル円が106円台半ばまで値を落とすなど、ドルの買い戻しが一服。
 27日、3月1日と行われるパウエルFRB議長にとって初となる議会証言を前に、突っ込んだ動きへの警戒感もあり、週の後半はポジション調整が主体の展開に。

【米FOMC議事録後にドル買い】
 1月30日、31日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が21日(日本時間22日午前4時)に発表された。一部の参加者から「インフレ目標に遅れる相当程度のリスク」が指摘され、発表直後はまずドル売りの動きが強まった。「ドル安がインフレ目標達成を支援」との指摘が一部参加者からあったことも、ドル売りを誘った。
 もっとも、下げが一服すると、反転してドル買いが優勢に。「成長加速で追加利上げの可能性高まると過半数が判断」と、利上げ基調の継続が示唆されたうえに、多くの委員から「昨年12月に示した景気見通しを引き上げた」との発言があり、今年中に3回の利上げではなく、4回以上の利上げがある可能性が出てきたことで、ドル買いが強まる展開となった。

【ECB議事録で一部参加者が緩和バイアス終了を望む】
 1月24日、25日に開催されたECB理事会の議事要旨が22日に発表された。一部メンバーがこれまでのインフレ調整に関する自信の深まりを市場に示すために、緩和バイアスを声明から削除することを望んだとの表現があり、発表後にいったんユーロ買いが強まる場面が見られた。もっとも、フォワードガイダンスの文言調整は時期尚早との見解で全会一致したとの表現から、緩和姿勢は継続との見通しが強まり、買いが一服後は値を戻す展開となった。フォワードガイダンスの変更については、前回の会合同様に18年の最初の数カ月で再度検討との見通しが示された。

【主要経済指標・イベントレビュー】
19日
日本貿易収支(1月) 9,434億円赤字
独連銀月報 経済全般に好況を持続

20日
茂木再生相 もはやデフレではない
麻生財務相 日銀は政府と一体となって2%目標達成への尽力続けてほしい
豪中銀議事録(2月6日開催分) 前回12月のRBA理事会以来のデータは国内、海外ともに前向き

21日
日本内閣府2月月例経済報告 景気判断「緩やかに回復している」前回表現を維持
米中古住宅販売件数(1月) 538万件
米FOMC議事録 成長加速で追加利上げの可能性高まると過半数が判断

22日
独Ifo景況感指数(2月) 115.4
ECB議事録 一部の当局者はQEの緩和バイアスをなくすよう望んだ
クォールズFRB副議長 さらなる漸進的な利上げを予想
カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁 米国の経済は非常に良好に推移
カプラン・ダラス連銀総裁 年内3回の利上げが基本線
ボスティック・アトランタ連銀総裁 FRBは注意深く正常な状態に戻している

23日
日本消費者物価指数(1月) 前年比+1.4%
麻生財務相 消費増税、来年10月にきちんと行う
サンフランシスコ連銀総裁 米経済は幅広いセクターで改善が見られる
FRB金融政策報告 労働市場は完全雇用に近いか、若干上回る
メスター・クリーブランド連銀総裁 FRBの金融政策の枠組みの変更はハードルが高い
ダドリーNY連銀総裁 FRBのBSは2兆ドルまたは、それより上の水準まで戻る可能性
ローゼングレン・ボストン連銀総裁 実質の低金利はしばらく続く可能性

【2月26日からの週の注目ポイント】
26日
米新築住宅販売(1月)                     
セントルイス連銀総裁、講演                  ☆☆

27日
米耐久財受注(1月)                     ☆☆
米消費者信頼感指数(2月)                  ☆☆
米ケースシラー住宅価格指数(12月)               
パウエルFRB議長、下院金融委員会で半期に一度の証言
(当初予定の28日から変更)                 ☆☆☆
イエレン前FRB議長、バーナンキ元FRB議長会談         ☆☆

28日
中国製造業PMI(2月)                    ☆☆
米GDP改定値(第4四半期)                  ☆☆
米中古住宅販売制約指数(1月)                 

1日
米自動車販売(2月)                      
米個人所得支出(1月)                   ☆☆☆
米ISM製造業景況指数(2月)                ☆☆☆
米新規失業保険申請件数(24日までの週)           ☆☆
パウエルFRB議長、上院銀行委員会で半期に一度の証言     ☆☆

2日
日本雇用統計(1月)                    ☆☆

4日
イタリア総選挙                       ☆☆

*重要度を3段階で表示



2018年2月26日

みんかぶ 山岡 和雅

担当
外国為替情報
経歴
1992年から、10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画後、事業譲渡により2016年3月にみんかぶグループ入り。
レベルの高い情報を易しく丁寧に提供するだけでなく、専門家の目による分析などを加え、実際の取引に役立つ国際金融情報の提供に努めています。
主な著書
はじめての人のfx基礎知識&儲けのルール(すばる舎)
夜17分で、毎日1万円儲けるFX(アスカビジネス)

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