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事前に考えておくべきこと 〜世界情勢について〜

政策の転換

世界情勢

ある国の通貨が、極端な過大評価・過小評価を受けている場合、他の国の経済状態に悪影響を与えることがあります。そこで、サミットなどで「ある通貨の価値を上げるか、下げるか」の話し合いがなされる場合があります。話し合いの結果にもとづき、各国が政策を転換したり、新しい政策を実施したりすれば、相場に影響が及びます。

特にドル、ユーロ、円の相場が極端な高値・安値をつけるようになると、サミットでの話し合いが行われ、極端な相場に歯止めをかけようとします。このような合意・発表があった場合には、相場の値動きに注意しましょう。

「経済指標」はFX相場の値動きに影響を与える

■経済指標カレンダー
経済指標は「何日の何時に、どの経済指標が発表される」と決まっています。それを一覧表にまとめた「経済指標カレンダー」があります。インターネット上で無料で閲覧できるものもたくさんありますし、ほとんどのFX会社は利用者に経済指標カレンダーを提供しています。
■予測値の発表
経済指標発表前に、インターバンク、証券会社、シンクタンク・情報機関などが予測値を発表します。FX市場の値動きには「予想値と実際に発表された数値に、どのくらいのギャップがあったか」ということが、影響します。「経済状態が良い(悪い)」という発表そのものよりも「予想に反して、経済状態が悪いようだ(良いようだ)」というギャップがあった場合に、相場の値動きが大きくなるのです。
■発表前後の激しい値動き
経済指標の発表の前後には、FX相場の値動きが激しくなります。特に、発表から数分〜数十分間は、普段の相場の値動きとは違う傾向を示したり、スプレッドが普段より大きくなるなど、相場が激しく反応します。
「このことを知った上で、あえて相場に挑戦する」のも一つの方法ですが、「リスクの高いときは、取引を控える」というのもまた、立派な方法です。
■重要な経済指標
FX市場は「米ドル」中心に動いているのが現実です。その分、アメリカの経済指標の発表が、FX市場に与える影響は大きいです。FOMC(連邦公開市場委員会)政策金利、雇用統計、GDP(国内総生産)、貿易収支、対米証券投資などです。初心者の間は、あまりたくさんの国の経済指標のチェックをしようとすると、混乱します。まずは、アメリカの経済指標について理解し、相場にどういう影響があったかを、自分なりに考えることから始めましょう。

要人発言も重要

「要人」とは政治家や中央銀行の関係者のことです。
FX市場に影響を与える発言をする「要人」としては、第一にFRB議長が挙げられます。アメリカを中心に世界の経済は動いていますから、アメリカの中央銀行が世界経済に与える影響は大きいのです。また、アメリカの政府高官などの発言も影響力が大きいです。日本の「要人」では、官房長官、財務大臣、財務省の高官、日銀総裁などの発言が、FX市場への影響力があります。

「政策金利」に関する要人発言があった場合には、相場の変動が起こります。たとえば「将来は政策金利を上げます」という発表があった場合には、その国の通貨の相場が上がり、逆なら下がります。
また要人発言は、経済指標の発表のように「いつ、どこで」なされるかが、決まっていません。要人発言があったというニュースも、瞬時に確実に手に入るとは限りません。ただし、経済指標が発表されても、要人発言の内容、タイミングなどによっては、相場の変動が予想と異なることも起こりえます。そのため、要人発言には注意を払っておきましょう。