FX・為替比較はALL外為比較

  • FX会社を探す
  • FXの基礎知識
  • Q&A
  • 外国為替マーケット予想

ALL外為比較 > 外為マーケットコラム > イベントを控え、警戒姿勢も

外為マーケットコラム

イベントを控え、警戒姿勢も


 6月4日からの週は、政治相場が継続、イベントを前にした警戒感も見られた。
 週前半は、これまでリスク要因として意識されてきたイタリアやスペインの政局がらみの懸念が後退したことなどを背景にユーロ買いが優勢な展開に。世界的に株高の動きが広がり、株高が円安を誘う格好で、ドル円は5日にいったん110円台を付け、いったんの調整を経て、6日には110円20銭台を付けるなど、ドル高円安の動きが優勢となった。
 もっとも、週末のG7首脳会議(サミット)での通商問題での対立が警戒されて、週末にかけてドル売り円買いの動きが優勢に。
 今月から欧州やカナダに対する鉄鋼・アルミニウムの関税賦課がスタート。欧州やカナダからの対抗措置実施の姿勢が示される中で、米国はカナダにとって大きな打撃となる自動車に対する関税にも言及し、警戒感が強まる格好に。
 週末のG7では「自由、公平かつ互恵的な貿易・投資が成長と雇用創出の主要な原動力であることを認識」との共同採択が示されたが、議長国カナダのトルドー首相が同宣言を発表した数時間後に、米朝首脳会談でシンガポールに向かう機上にあったトランプ大統領が、同宣言を承認しないと発言するなど、対立構造が強まる展開を見せた。
 こうした状況が重石となり、ドル円は109円台前半まで一時下落し、その後も109円台でのもみ合いに。

【ECB理事会に向けてタカ派発言目立つ】
 14日のECB理事会に向けて、タカ派な発言が目立つ展開となった。ブラートECB専務理事は6日、ドイツのベルリンでのシンポジウムで今回の理事会では量的緩和終了に向けて予断なく討議と発言。さらに同シンポジウムにビデオ参加したバイトマン独連銀総裁は年内で量的緩和が終了するという市場の予想は妥当と発言、同日、オランダのハーグで講演を行ったクノット・オランダ連銀総裁は早期に量的緩和終了を発表することが合理的と発言した。
 こうした量的緩和の終了に向けたタカ派的な発言が、理事会への期待感を誘っており、ユーロを支える格好に。ユーロドルは一時1.1840近辺まで上昇を見せた。

【トルコはまさかの積極利上げ】
 7日のトルコ中銀金融政策会合は、市場の予想が据え置きか利上げかで分かれる中で、大幅利上げを発表した。半数強の専門家が据え置きを見込んでいたこと、利上げ予想でも最大1%が見込まれ、0.5%もしくは0.75%との予想も見られる中で、1.25%の予想外の大幅なものになったことなどが、サプライズを誘い、リラは一気に買い進まれる展開となった。
 4月の前定例会合で利上げを実施してから、5月に入って2回の臨時会合での金融引き締めを発表していただけに、今回の積極利上げは中銀の通貨防衛・物価高牽制への強い意欲を感じさせる格好となった。

【主要経済指標・イベントレビュー】
4日
トルコ消費者物価指数(5月) 12.15%
米製造業新規受注(4月) 前月比-0.8%
テンレイロ英中銀委員 向こう3年で漸進的な金融引き締めが必要

5日
豪中銀政策金利 1.50%
米ISM非製造業景況指数(5月) 58.6
豪中銀声明 直近のデータは豪中銀の見通しの中心付近を経済が進んでいることを示す

6日
豪GDP(第1四半期) 前期比+1.0%
インド中銀政策金利 6.25%
米貿易収支(4月) -462億ドル
ムニューシン財務長官 カナダを鉄鋼・アルミニウムの関税適用除外を要求
プラートECB専務理事 インフレ期待と目標の整合性が改善
バイトマン独連銀総裁 18年末に量的緩和政策が終了するという市場の期待は妥当
クノット・オランダ連銀総裁 早期の量的緩和終了発表が合理的

7日
トルコ中銀政策金利 17.75%
トランプ大統領 北朝鮮が核を放棄しなければ合意はない

8日
日本国際収支(4月) 1兆8451億円
日本GDP改定値(第1四半期) 前期比-0.2%
中国貿易収支(5月) 1565億元
G7首脳会議 自由、公平かつ互恵的な貿易・投資が成長と雇用創出の主要な原動力
トランプ大統領 共同宣言を承認せず

【6月11日からの週の注目ポイント】
11日
英貿易収支(4月)                      ☆☆
英鉱工業生産指数(4月)                   ☆☆

12日
米朝首脳会談                       ☆☆☆
独ZEW景況感指数(6月)                   ☆☆
米消費者物価指数(5月)                   ☆☆☆
米連邦公開市場委員会(FOMC)1日目              ☆☆

13日
英消費者物価指数(5月)                   ☆☆
ユーロ圏鉱工業生産(4月)                  ☆☆
米生産者物価指数(5月)                   ☆☆
米FOMC声明文公表                     ☆☆☆

14日
日銀金融政策決定会合1日目                 ☆☆
中国小売売上高(5月)                    ☆☆
中国鉱工業生産(5月)                    ☆☆
独消費者物価指数(5月確報)                 ☆☆
金融政策理事会(ECB)                   ☆☆☆
米小売売上高(5月)                    ☆☆☆

15日
日銀金融政策決定会合発表                 ☆☆☆
ユーロ圏消費者物価指数(5月確報)             ☆☆☆
ニューヨーク連銀製造業景況指数(6月)            ☆☆
米鉱工業生産・設備稼働率(5月)               ☆☆
ミシガン大消費者信頼感指数(6月速報値)           ☆☆
対米証券投資(4月)                     ☆☆
*重要度を3段階で表示



2018年6月11日

みんかぶ 山岡 和雅

担当
外国為替情報
経歴
1992年から、10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画後、事業譲渡により2016年3月にみんかぶグループ入り。
レベルの高い情報を易しく丁寧に提供するだけでなく、専門家の目による分析などを加え、実際の取引に役立つ国際金融情報の提供に努めています。
主な著書
はじめての人のfx基礎知識&儲けのルール(すばる舎)
夜17分で、毎日1万円儲けるFX(アスカビジネス)

コラム一覧へ戻る

当社は「ALL外為比較」に掲載される情報(以下「掲載情報」といいます。)の完全性および正確性を保証いたしません。

また掲載情報は、将来における結果を示唆するものではありません。

したがいまして、お客様において掲載情報に基づいて行動を起こされた場合でも、当社はその行動結果について何らの責任も負担いたしません。

掲載情報に基づく行動は、お客様の責任と判断によりお願いいたします。掲載情報は、金融商品の売買等の勧誘を意図したり、推奨するものではありません。

お客様において掲載情報に含まれる金融商品の売買等の申込等をご希望される場合には、その掲載情報に記載の金融機関までお客様ご自身でお問い合わせください。

当社はお問い合わせに関し対応いたしかねます。

掲載情報のうち「外為マーケットコラム」等に関しましては、著作権法等の法律により保護されており、

個人の方の私的使用目的以外での使用や権利者に無断での他人への譲渡、販売コピーは認められていません。