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外為マーケットコラム

リスク警戒などがドル円の重石に


 7月2日からの週は、イベントなどを受けて神経質な展開となった。
 週明けはもみ合いからややしっかりの展開。通商問題への警戒感が継続、ドイツの移民問題に絡んだ政局の話題もリスク警戒を誘ったが、ドル円は111円台を付ける動きがみられるなど、いったんはしっかりに。
 米景気の力強さへの期待が週後半の米FOMC議事録や雇用統計への期待につながり、ドルを押し上げた。
 しかし、4日の米独立記念日を前に、いったん調整の動きが優勢に。通商問題が市場でも重要なテーマとなる中で、祝日を挟んだドル買いポジションの維持にやや警戒感がみられた。
 イベントに対する反応は一息となった。
 5日の米FOMC議事録では、今後の利上げ基調が確認されたほか、各メンバーから通商問題に関するリスクが高まったことが指摘されるなどの内容が見られたが、市場の反応は一息で110円台後半での推移。
 6日に発動された米国による中国に対する340億ドル規模の追加関税と、中国側からの対抗関税の発動に関しては、事前に見込まれていたこともあって、こちらも発表前後での反応は一息。
 米雇用統計では失業率が予想外に0.2ポイント悪化し、4.0%の大台に乗せたことで、いったんドル売り。もっとも、ドル安、円高は110円台前半までと影響は限定的に。非農業部門雇用者数が予想を超えたこと、労働参加率が上昇しており、それに伴った失業率上昇はある程度致し方ないとの思惑がドル売りを抑えた。

【独政局一時混乱】
 EUサミットで移民問題に関して合意を見せたユーロ。しかし、ドイツでメルケル首相率いるCDUと長年連立を組むCSUの党首で内相を務めるゼーホーファー氏が、合意内容に不満を示してCDU党首と内相を辞任すると発表し、やや混乱が見られた。CSU自体が連立から離脱すると、現政権は議会内で過半数を確保できないことから、状況次第では政権の崩壊まで意識される状況に。結局はメルケル首相らの説得に応じてゼーホーファー氏が辞任を撤回して一息つくという一幕があった。

【英ブレグジットがらみで警戒感】
 EU離脱に関する政府の公式姿勢を示す白書を9日の週に提出するメイ英首相。自身の推し進めるソフトブレグジット路線での閣内合意のために、首相の公的別荘での協議に入ったが、離脱担当相らからの反対があり難航。週末には担当相らの辞任が報じられている。

【主要経済指標・イベントレビュー】
2日
日銀短観 大企業製造業 21
ユーロ圏失業率(6月) 8.4%
ユーロ圏生産者物価指数(6月) 54.9
米ISM製造業景気指数(6月) 60.2
ゼーホーファー内相(CSU党首)内相及びCSU党首辞任を申し出
メキシコ大統領選 AMLO元メキシコ市長が勝利

3日
豪中銀政策金利 1.50%
豪中銀声明 政策金利の変更なしは、持続的な経済成長と合致
ユーロ圏小売売上高(5月) 前月比0.0%
米製造業新規受注(5月) 前月比+0.4%

4日
原田日銀委員 物価目標の達成を目指して、現行の緩和政策を続けることが必要

5日
カーニー英中銀総裁、講演 第1四半期の景気鈍化は主に天候によるもの
政井日銀審議委員 先行き、緩やかな拡大を続ける
米FOMC議事録 漸進的な利上げが必要、経済は非常に力強い
米ADP雇用者数(6月) 17.7万人
米ISM非製造業景気指数(6月) 59.1

6日
米国、中国に対する340億ドル規模の関税を発動
中国外務省 対抗措置を発動
米貿易収支(5月) -431億ドル
米雇用統計(6月) 失業率4.0% 非農業部門雇用者数+21.3万人

【7月9日からの週の注目ポイント】
9日
国際収支(経常収支)(5月)                  ☆☆
独貿易収支(5月)                       
米消費者信用残高(5月)                    

10日
中国消費者物価指数(6月)                  ☆☆
中国生産者物価指数(6月)                  ☆☆
独ZEW景況感指数(7月)                   ☆☆
英貿易収支(5月)                       
英鉱工業生産指数(5月)                   ☆☆

11日
機械受注(5月)                       ☆☆
米生産者物価指数(6月)                   ☆☆
米卸売在庫(5月)                       
政策金利発表(カナダ銀行)                 ☆☆☆

12日
独消費者物価指数(6月確報)                 ☆☆
ユーロ圏鉱工業生産(5月)                  ☆☆
米新規失業保険申請件数                   ☆☆
米消費者物価指数(6月)                  ☆☆☆
米財政収支(6月)                      ☆☆

13日
中国貿易収支(6月)                     ☆☆
米輸出入物価指数(6月)                    
米ミシガン大消費者信頼感指数(7月速報)           ☆☆

*重要度を3段階で表示



2018年7月9日

みんかぶ 山岡 和雅

担当
外国為替情報
経歴
1992年から、10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画後、事業譲渡により2016年3月にみんかぶグループ入り。
レベルの高い情報を易しく丁寧に提供するだけでなく、専門家の目による分析などを加え、実際の取引に役立つ国際金融情報の提供に努めています。
主な著書
はじめての人のfx基礎知識&儲けのルール(すばる舎)
夜17分で、毎日1万円儲けるFX(アスカビジネス)

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